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突然全盲/重度ロービジョンになってしまったら...
このTweetたちにインスパイアされて。
ふと、80歳や90歳になってもこの仕事を続けられるんだろうか、という気持ちを込めて。 pic.twitter.com/n7AkNyX49A
— 藤井英俊 (@e_i_s_h_u_n) March 14, 2020
高齢で糖尿…。
— さいとう・プロダクション (@saitoproduction) March 13, 2020
コロナの標的にされながら、
標的を狙うゴルゴを描いている。 pic.twitter.com/XOd7MXGQIY
私も若くはないので「記憶力が低下したらどうしよう」とか、「今よりも視力が低下してしまったら」と考えることがあって、身につまされるTweetでした。
チームで製品の改善活動に取り組んでいるときに、全盲のメンバーが操作している画面をWeb会議で共有してもらい、操作している様子を見る機会があるのですが、もし自分が突然全盲や重度のロービジョンになって、今は拡大鏡などで見えていたものが見られなくなったらどうなるだろう、と考えてみたことを書いてみます。
サイボウズの製品は基本的にWebブラウザを使用してアクセスします。
なので自然と「製品のアクセシビリティ対応」=「Webアクセシビリティ対応」になります。
それ以外の部分は、チームの業務上あまり触れてないのですが、様々な障壁がありそうなので、課題をまとめてみました。
まずはぼんやり想像してみた
情報の多くはWebブラウザでアクセスする場所にあるので、スクリーンリーダーに頼ることになると思います。
ここにたどり着くまでの準備として、PCを起動してからログオン、ブラウザ起動、Webシステムへのアクセスという操作が必要です。
また、WindowsのエクスプローラやExcelなどのアプリケーション、ZoomやSlackなどのツールも操作できる必要もあります。
具体的に何ができなくなるんだろう?
……………(-ω-)?
今の業務は何ひとつできなくなりそうです。
今の時点でできることといえば電話(それも固定電話)に出て会話するくらいですかね(笑)
先日試したことがあるんですが、少しだけ読み上げ機能を触ったことがある程度では、スマホで電話を受けるすらできませんでした。
最低限、何ができると仕事が続けられるか考えてみた
以下のことをスクリーンリーダーでできれば何とかなりそうな気がします。
・PCを起動してブラウザを立ち上げる
・Webアプリケーションにアクセスする
・Webアプリケーションを操作する
・画面上のデータを読み上げる
・Windowsのエクスプローラでファイル操作する
・ExcelやPowerPointのファイルを読み上げる
・キーボードでデータを入力/編集する
さらっと書きましたが、既に行き詰りそうなポイントがいくつか思い浮かびます。
・PCを起動してブラウザを立ち上げる
- 電源ボタンの位置はたぶん指の感覚でなんとかなりそうだけど、BIOSパスワード入力は?OSへのログインはできる?
- Windowsの操作に慣れてないからブラウザをちゃんと立ち上げられるか…
・Webアプリケーションを操作する
ここは今まさにチームで取り組んでいるところですが、現時点では全盲のメンバーでも操作できない機能が散見されるのが実情...
・ExcelやPowerPointのファイルを読み上げる
各ソフトウェアではブラウザとは別の操作が必要なんだろうか?
・キーボードでデータを入力/編集する
文字キーはある程度指が覚えているけど、ある程度は視覚に頼っている部分があるので打ち間違いが多そう。特に特殊キーは場所を覚えなければ
後日、チームのメンバーに教えてもらって、あるスクリーンリーダーを例にして操作方法を記事にしてみようと思います。
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