見出し画像

「微差力」を磨く日々。

昨日、【じゃんじゃんばりばりピアノちゃんねる】初の横浜収録を行い!した。


また、初の二台ともShigeru Kawai。


楽器の良し悪し論って、ワインとかコーヒーの良し悪しを語るのと同じくらい慎重にならないといけないことだと思ってて、自分が何をもってして「良し」と語るのかは、ちゃんと意識しておいた方がいいように思います。


▶︎例えば、名刀と呼ばれる刀と、そうでない刀の差は【微差】だと言います。
その微差というのは、職人の「名刀を生み出すんだ」という意識と、使い手側の「名刀に育てるんだ」という想い。
これこそが名刀と呼ばれる刀を生み出すのだと。


▶︎カワイというメーカーは、このSKシリーズでもってして世界と勝負する。
と、謳っています。
製造するだけでなく、世に生み出されたばかりの若い楽器を、更に上質なものへと育てていくため、専門調律師(MPA)のシステムも構築されています。その企業としての覚悟、熱量たるは半端なものじゃないと思います。


とはいえ、ピアノメーカーが良いピアノを作るのは当たり前とも言えます。
どんなピアノも、それぞれのコンセプトの元、良品です。
じゃあ、何をもってして選択するか。

僕が自分の楽器としてSKを選んだのは、【ピアノという革新 】というスローガンの元、それを叶えるためにスタッフの皆さんが一丸となって頑張っていらっしゃる様子に、心が動かされたからです。

僕は、そういうところに「微差」を感じます。


結局、思いの力が名品を生む。それは人間力とも言えるのかもしれません。そして、その差は微差なんです。

微差力を磨く日々。

最後になりましたが、今回動画収録をしたカワイ横浜は、僕の楽器と出会った最初の場。
本来は、二台ピアノを弾くための場ではないところ、厚木店の 和田弘樹店長(僕が出会った当時は横浜店のスタッフさんだった)にご尽力頂き、今回のような機会を得るに至りました。
本当にありがたい。
感謝いたします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?