遊びを考える
なぜ遊びを考えるのか
遊びを考えるきっかけとなったのは、やる気を維持できていないと感じたことにある。
この記事に詳しく書いたが、今まで新しい挑戦をしていった。
この記事を読んだある人から「どうやってやる気を維持しているの?」と聞かれた。その時は「どうせうまくいかなくても死なない。死なないからやる!」と答えた。
しかし、よく考えると「どうせうまくいかなくても死なない。死なないからやる!」というのは、やる気を起こす考え方に近いと感じた。
では、どうやってやる気を維持しているのか。
実は、やる気を維持できていないのだ。やる気を維持することなんて、1人で世界を変えるようなアプリを開発することぐらい難しい。
ポっと出たやる気を最大限に発揮し、その勢いままに行動する。そして一気に燃え尽き、再びやる気がポっと出るまで待つ。
僕の行動は昔からこのパターンに終始している。
もちろん、やる気をずっと高レベルに維持することは不可能である。しかし、一気に燃え尽き、再びやる気がポッと出るまで待つという部分に問題がある。
燃え尽きるまで1週間維持できた時もあれば、数時間しか維持できなかった時もある。再びやる気がポッと出るまで数時間もかからなかった時もあれば、2週間かかった時もある。
これでは、再現性が皆無なのだ。
ハッカソンやイベントなどの短期イベントなら、再現性がなくてもなんとかなる。しかし、完成度の高い制作物の開発、必要な知識と技術の勉強、といったものは再現性がないと、積み重ねることができない。
せめてでも、燃え尽きたやる気を回復させる再現性がある状態にしたい。
こうした問題意識を持って本屋に行ったところ、『精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方』 という本を見つけた。
本を選ぶ時は序文と目次とあとがきに目を通して、自分の知りたい内容と一致しているかを判断している。
序文を読むと、こんな一文があった。
「これだー!」と心の中で叫んだ。
いや、大学の勉強やプログラムを書くのは楽しい。しかも、問題が分からない、エラーの原因が分からない、といった困難な状況を楽しめる方である。
しかし、困難な状況を楽しむのにエネルギーをたくさん消費し、ストレスも溜まる。だから、やる気は一気に燃え尽きるのだと気づいた。
逆に言えば、上手く気分転換やストレス発散が出来れば、やる気はすぐに回復できる。
というわけで、購入を即決しました。
遊びの定義
遊びとは何か。樺沢紫苑氏の定義を引用してみる。
ということで、ここでは以上の定義に基づいて考えてみる。
僕にあった遊びとは
まず、いい遊び方の条件をまとめてみる。
ここから、僕にあった遊びを考えていく。
まず、楽しいという条件に当てはまる遊びを挙げてみる。
プログラミング
サッカー
バスケ
ランニング
お風呂でのコミュニケーション
勉強
自炊
読書
映画を見る
SNSをむさぼる、Youtubeを見る、といったものも思い浮かんだ。しかし、これらは終わったあと「ああ!楽しかった!」って思うかというと違う。「ああ、もうこんな時間か・・・」となるだけである。なので除外した。
次は、リラックス・疲労回復という条件に当てはまる遊びを挙げてみる。
お風呂でのコミュニケーション
読書
自炊
あれ、一気に減ってしまったぞ。
プログラミングと勉強は言わずもがな、リラックスしてやれるものではない。サッカーやバスケ、ランニングといった運動は楽しいのだが、ガチめにやってしまうので疲労回復にはならない。映画は見ると結構目が疲れてしまう。以上からこれらを除外した。
ストレス発散・リフレッシュという条件に当てはまる遊びを挙げてみる。
お風呂でのコミュニケーション
読書
自炊は生きるためにやってるからなぁ・・・。リラックスできるけど、ストレス発散できるかというと違うんだよなぁ・・・。ということで除外した。
最後に、脳を活性化するという条件に当てはまる遊びを挙げてみる。
お風呂でのコミュニケーション
読書
上に引用した部分が脳を活性化するということらしい。
お風呂でのコミュニケーションはコミュニケーション力を養うことができるはず。読書はニューロンの活性化や記憶力と集中力を向上させることが複数の研究から分かっている。
以上から僕にあった遊びは、「お風呂でのコミュニケーション」と「読書」ということが分かった。
遊びファーストにシフトしたい
ここまで、遊びについて考えた。ここで改めて遊びを考える目的を思い出してみる。
上手く気分転換やストレス発散をして、やる気をすぐに回復させる
そうそう、この目的から遊びを考えたんだった。
ということは、やる気を回復させるために遊びの時間は何が何でも確保しなきゃいけないということじゃん。
やるべきことが終わって、時間が余ったら遊ぶという発想じゃダメだ。
遊ぶ時間を確保するために、やるべきことを決めた時間内に終わらせる。
遊びファーストにシフトしなきゃダメということを肝に銘じて、この記事を締めくくりたい。最後までお読みいただきありがとうございました。
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