9月15日は関ケ原の日

本日9月15日は【関ケ原の戦い】の日です。

慶長5年(西暦1600)年9月15日、石田三成率いる西軍が優位に戦況を進めていましたが金吾中納言こと小早川秀秋の寝返りにて勝敗は逆転し、徳川家康率いる東軍の勝利となったのは有名な話です。

小早川秀秋と言えば今日に至るまで裏切りの代名詞となっています。
しかしその人生史からは彼の生きにくさというものが伝わってきます。

豊臣秀吉の正妻であった北政所の兄の子供として生まれ、3歳で子供のいなかった秀吉の養子となり、7歳で元服して大名、12歳で秀吉に実子(秀頼)が出来たため小早川家に養子に出され後継ぎとなり、16歳で家督を継ぎ、19歳で関ケ原参戦。
東軍を勝利に導いた功績で備前備中備後55万石の大大名に出世。
しかしその僅か2年後に21歳で急死しております。7歳で飲酒を開始し、12歳頃には完全に依存症だったため、死因はアルコ-ル性肝硬変ともいわれておりますが定かではありません。
死の直前には自身が裏切って死に追いやった大谷刑部の怨霊に悩まされていたと言い伝えられております。
日々酒浸りであったため、幻覚が出現していたのかも知れません。

いずれにせよ本当に生き辛かった人生だったのだと思われます。

謀反人の代名詞であった明智光秀が大河ドラマになったのですから小早川秀秋も大河ドラマや映画の主人公として取り上げて欲しいですね。
彼の視点に立った作品と言うものは今まで見たことがありませんので。

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