見出し画像

【環境考コラム】2022年、緑化都市・東京 / 森創る民のささやき

「森を創る民のささやき」ブログでの記事(2011年1月29日)とその追記記事です。

#125 【環境考コラム】2022年、緑化都市・東京

2022年、東京を始めとする日本国内の都市は、
完全な緑化都市となりました。

2010年代から、ビル、マンション等の屋上部分の有効活用と
屋上緑化や壁面緑化、そして土なし植栽などの普及が進み、
このような都市が現れたのです。
ガーデニングや週末農園から発展し、
社会的に「マイ庭ブーム」が起こったことも、緑化要因の一つでした。

大型の商業ビル、都市近郊の工場等では、
その広い天井を利用し、屋上農園とし、
その農園に従事する農家も現れました。
そして耕作可能面積が大幅に増えました。

数年前まで、環境的な側面等で、
地域で取れる生産物をその地域で消費する
「地産地消」の利用が謳われましたが、
この時代には、さらに近いエリアでの生産・供給が可能となりました。

たとえば、そのビルや工場内では、その場でまさに「地産地消」となりました。

さらに、マンション等では、庭付きレジデンスが一般化しました。
屋上をはじめ、ベランダの緑化仕様が一般化し、
木々等を身近なところで簡単に植えることが可能となったのです。
こうした中、西洋式庭園のように庭の美を競うマンションも現れました。

そして、緑地面積の増大により、木々の剪定等の管理需要が伸び、
「庭師」が注目の職業となりました。

森を創る民のささやき January 29 2011

上内容は、2011年のときに、生活にかかわる「環境・エネルギー・自然」のテーマで近未来(2022年頃)において、こうな社会になると、いいだろうな、面白いだろうな、と想像して書いたものです。

なお、総務省で発表している、東京都の都市緑地面積は、こんな感じになっています。

2021年:1,220 ha
2011年:1,128 ha
2001年:741 ha

2001年と比べると、約2倍弱になってきています。
当たらずといえども遠からず的な感じでしょうか。

ここから先は

0字
記事50本以上を収録し、おトクに読めるようにいたしました。

2008年に設立したツバルの森時代のブログ「森を創る民のささやき」に、後日談を追加し再編集したマガジンです。この購読料の収益は、世の中の環…