見出し画像

美術館一言メモ(2012/02/18-19) / 森を創る民のささやき

「森を創る民のささやき」ブログでの記事(2012年2月20日)とその追記記事です。

#145 美術館一言メモ(2012/02/18-19)

2/18 「三代 山田常山 ー人間国宝、その陶芸と心」
(出光美術館、2012年1月7日~2月19日)
展示物の前半に、六歌仙等の歌が側面に小さく書きこまれた、朱色の小さな急須があり、その技術の高さ・探究心を感じるところから始まる。一つのことを極めること、人間の創造性の高さを感じた。

2/19 「日本画壇の風雲児、中村正義-新たなる全貌」
(練馬区立美術館、2012年2月19日~4月1日)
開催初日に訪れる。
伝統的な技法を学びながら、独自の色感・描写法の境地に辿り着いた、中村正義の作品の変移を時間軸で見ることができる。病や苦しみと共にその世界観が変わって来た、と感じた。

2/19 「百段雛まつり 京の雛物語」
(目黒雅叙園、2012年1月27日~3月4日)
目黒雅叙園の百段階段を舞台に、古今東西の雛人形が会し、日本的な雅あふれる世界。観光ツアーの訪問スポットになっていて、週末は来場客もすごく、あまりゆっくり見ることができないのが残念。

2/19 「メグロアドレス―都会に生きる作家」
(目黒区美術館、2012年2月7日~4月1日)
現代アートに分類される作家らの作品展。
現代アートは、従来のキャンバス以外の多彩な表現方法や、それらを展示する空間など、選択枝が多く、メッセージ性は高いが、人の好み・趣向で、共感できるかどうかが別れるものだと感じる。

2/19 「写真教室アルトフォーカス 第4回 受講生作品展」
(目黒区美術館区民ギャラリー、2012年2月15日~19日)
目黒区美術館の関連施設で開催中で、たまたま訪れた写真展。
写真というのは、カメラを操作する技術というよりも、色調や構図など、撮影者の個性が重要なものだと再認識した。

森を創る民のささやき February 20 2012

ここから先は

0字
記事50本以上を収録し、おトクに読めるようにいたしました。

2008年に設立したツバルの森時代のブログ「森を創る民のささやき」に、後日談を追加し再編集したマガジンです。この購読料の収益は、世の中の環…