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環境ビジネス考 / 森創る民のささやき
「森を創る民のささやき」ブログでの記事(2010年4月7日)とその追記記事です。
#112 環境ビジネス考
環境ビジネスは、領域は非常に広いです。
・技術などのハード分野
・現状のツバルの森が行っているようなソフト分野
それが混在しています。
ハード分野は今後のニーズがあり、間違いなく伸びていきますが、
ソフト分野は、従来のCSR、社会貢献といった形ではなく、
どのようにニーズを顕在化させていくかが、
これからの課題だと考えています。
排出権ビジネスは、ソフト・ハード両方の性質を持っており、
ハード分野として、改善プロジェクト等を通じてクレジットを組成し、
ソフト分野として、クレジットを購入者(資金提供者)をつなげる形です。
ただ、現状、ソフト的側面が弱い状況では、
成功している排出権ビジネスは、なかなかないのが現状かと思います。
ソフト分野でのニーズ喚起の方向性として、
「コーズ・マーケティング」というものがあります。
これは、ツバルの森で、いろいろな事例を作ってきました。
また、排出権を普及させる一つのポイントとして、
オフセット付き商品、個人向けオフセットの手段は日本にもありますが、
現状、それらはなかなか浸透していないという現状を踏まえた上で、
どのような方法が浸透する可能性があるのか、という点があります。
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上は、とある採用応募者でやりとりした内容の一部です。
環境ビジネス、特に排出権の今後はどうなんだろう?
という問いに対する答え的なものです。
「環境」を、ビジネスとして成り立たせるためには、
今までの「環境」のあり方をもう一度見直す必要がありますが、
ツバルの森で生まれている、いろいろな実績を見ていると、
それは実現できると感じています。
上の記事を書いてから、約10年。
その当時から、あまり情勢は変わっていないですね。
日本の環境ビジネス、どうなる?
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森を創る民のささやき
2008年に設立したツバルの森時代のブログ「森を創る民のささやき」に、後日談を追加し再編集したマガジンです。この購読料の収益は、世の中の環…