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人の縁 / 森創る民のささやき

「森を創る民のささやき」ブログでの記事(2009年1月30日)とその追記記事です。

#89 人の縁

学生時代、前職時代、今と、多くの人にお会いしており、
このごろ、人の縁の不思議さを感じます。

人脈などは、努力により、ある程度は構築することができますが、
人との出会いというのは、
運や、引き寄せる何かというものがあるのではないかと思います。

たとえば、その場にたまたまいたので、
その人に出会うことができた、などというのは
運的な要素ものもあり、
自ら、こうしたいと思っても、そうなるものでもありません。

また、その時はご縁がなくても、しばらくしてから出会ってみると、
実は、その時にも案外近くにいた、ということもあります。

ふと、学生時代に学んでいた統計学を思い出しました。
自然現象の発生確率は、ポワソン分布に従う、ということになります。

これら出会いの確率も、その分布に従っていることになり、
あまり、当事者の意図どおりにはならないのですが、
なるべく多くの人の縁と結びつくには、
機会あれば、どんどん人に会うしかないのかと、思います。

森を創る民のささやき January 30 2009

上記事の以降、
「人との出会い」の経験則は、少しアップデートしています。

「よい人との出会い」になるかどうかは、
上の記事にあるように、ポアソン分布に従います。
そのため、多くの人に出会っていけば、母集団が増える分、
「よい人との出会い」の数も増えていきますが、
それでは効率が悪くなります。

そこで、会う人を、
たとえば、人とのつながりが大きい人(つまり人脈が広い人)と
意識的に会うようにすると、
その人からの紹介で、次の人に会うようにすると、
このポアソン分布の統計よりも、確度が高くなります。

これは、その人から紹介されるときに、
当事者の波長や、お互いのニーズ相違などを考慮されることで、
フィルターをかけた状態となり、
ハズレの少ない出会いとなるからだと思います。

そういえば、
すいぶん前に「ソーシャル・ランチ」という
ユニークなサービスがあったことを思い出しました。
「人との出会い」を切り口にしたサービスで、
2人1組となり、別の組とマッチングされ、
4人でランチをするというもの。
ローンチして、すぐに試しみて、
10何組から皆さんとお会いしたのが懐かしいです。

残念ながら、
ある時から、そのサービス自体の方向性を変えてしまい、
数ヶ月ぐらいしか続かなかったサービスでした。

交流会とは集まる層が違い、
またランチの1-2時間程度のものだったので、
それほど肩肘張らなくとも済むのがお手軽でよかったです。

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2008年に設立したツバルの森時代のブログ「森を創る民のささやき」に、後日談を追加し再編集したマガジンです。この購読料の収益は、世の中の環…