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気候変動枠組条約締約国会議 / 森創る民のささやき

「森を創る民のささやき」ブログでの記事(2010年10月23日)とその追記記事です。

#123 気候変動枠組条約締約国会議

名古屋で開催している(*2010年当時)、
「生物多様性条約第10回締約国会議」
いわゆるCOP10。。

ここでは、
1.生物多様性の保全
2.生物多様性の構成要素の持続可能な利用
3.遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分
(from wikipedia)
といった点を、各国が議論する場です。

いろいろなニュース等で伝えられているように、
日本の里山をモデルとした、
人間と自然が共生する地域の技術や知恵を
各国で共有する「里山イニシアチブ」は、決まりそうですが、
微生物などの遺伝資源の利用と利益配分に関する「名古屋議定書」。
その合意形成は、並行線をたどっています。

議論されている、微生物は、
食品や、医薬品など、私たちの生活には欠かせないもので、
言い換えれば、
大きな利権が絡むだけに、どう取り決めるのか、
というのは簡単には決まるものではありません。

今回のCOP10の開催期限は、2010年10月29日まで。
どのような決着をつけるのでしょうか。

しかし、
細かい取り決めは別にして、
自然への負荷を考慮しつつ、共存をしていくのか、
といった点を、皆で共有するいい機会だと思います。

森を創る民のささやき October 23 2010

現在、COPは、2022年11月にエジプトで開催されたCOP27まで進んでいます。そして、2023年11月にはドバイでCOP28が予定されています。

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2008年に設立したツバルの森時代のブログ「森を創る民のささやき」に、後日談を追加し再編集したマガジンです。この購読料の収益は、世の中の環…