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逆行祭②【Jyotish木星逆行】

金星が順行へ


今日9/4(月)は2つの星が動きます。

1つは7/23から逆行していた金星
今日9/4(月)10:20に逆行が解消されます。
今日から10/2に獅子座へ移動するまでの約1か月間、蟹座に滞在し順行します。

金星は「楽しいこと・美しいもの・恋愛」を表す惑星。
アートやファッション、レジャーなど、人生にキラキラとした喜びをもたらしてくれます。

蟹座は
☑家庭的
☑平和的
☑感情的、情緒的
などの性質を持ちます。

夏の間中続いた金星逆行中は、「美しいもの・楽しいこと・恋愛」の領域に対して、バランスを崩してしまうということがあったかもしれません。
久しぶりの旅行で羽目を外してしまったり、夏休みに張り切りすぎて猛暑で体調を崩したり。あるいは、恋人に夢中になるあまり、周りが見えなくなってしまったり。。。
最中は大変なこともあったかもしれませんが、時がたてばどれもこれも夏の良い思い出に。

金星逆行中の影響についてはこちらをどうぞ⭐︎


今日金星が順行に戻ると、この「アンバランス」が解消されます。
心をときめかせるこの世の美と娯楽と恋を、心地よくゆったりと味わうことができるでしょう。

まだまだ日中は暑いですが、朝夕はすっかり秋の気配が漂ってきました。
水のエレメントを持つ蟹座は、情緒的で心を豊かにするものを好みます。
「海・家・心」を象徴する蟹座さんらしく
☑マリンスポーツを楽しむ、海を見に行く
☑インテリアを楽しむ
☑心を満たす映画やアートなどを楽しむ
そんな初秋の過ごし方をしても良いかもしれません^^


木星が逆行へ

さぁ。本題はこちら。
本日9/4(月)23:09木星が逆行へと入ります。

木星は宇宙一の吉星・ラッキースター。
私たちに幸運と学びや霊性の成長を与えてくれる、非常に重要な星。
もちろんどの惑星も重要ですし、どの惑星の逆行も関係あるのですが、やはりラッキースター木星とあっては具体的な影響度合が違います。

ではどんな影響が予想できるのかを考察!

木星は2023/4/22から来年2024/5/1まで牡羊座に滞在し、そのうちの9/4から12/31までが逆行となります。

木星とは「師、子ども、お金、高等教育、霊性」など、多岐にわたる意味を持ちます。

牡羊座は12星座のトップバッター、成長段階でいうと世の中に生を受けたばかりの赤ちゃん期です。
☑活動的、エネルギッシュ
☑創造的、生み出す力
☑情熱的、意志が強い
などといった性質があります。

ここで少し振り返ってみてください。
今年4月に牡羊座に木星が入ったころから今日までのこと。
昨年までのコロナ禍とはずいぶんと変わりましたよね。世の中も個人も。
ちょうどマスクの着用義務が解除されたのが今年の春ごろだったかと思います。長かった重苦しい制限生活からようやく抜け出し、軽やかで自由な空気が徐々に舞い戻ってきました。海外旅行に出かける方も増え、学校行事やイベントなども再開されました。すべて元通りとはいかないものの、自分の意志で行動できるということがなんて幸せなことか、誰かと自由に交流できることがなんて楽しいことか、噛みしめることもあったと思います。

今日この牡羊座の木星に逆行が始まりました。
逆行が与える影響は「アンバランス・突然の変化・混乱」。
今年4月ごろから始まった個人の流れや世の中の流れに、水を差すような出来事が起こり、混乱が生じます。
☑力強く推し進めていたことに迷いが生じる
☑経済的なアップダウン、不安定な状態になる
☑知的な学び、霊的な学びが低迷し、自信を失う
などなど。

また、今回の木星の逆行には月とRahu(ラフ―)がコンジャクトしています。
月とRahuの組み合わせで起こることは「心に影が差す」
心を傷つけるような出来事や思考を見失うような出来事が起こります。

「アンバランス・突然の変化・混乱・傷心」を起こす木星逆行。
うーん、怖い。不安。


ちなみに2022年の木星逆行期(2022/7/29-2022/11/24)に何が起きていたかと言うと…
・(2022/7/8に安倍元総理襲撃事件ののち)安倍元総理国葬
・参院選
・第2次岸田改造内閣発足
・旧統一教会問題
などなど、なかなかの混乱っぷりでした。

個人の暮らしではいかがだったでしょうか。
私自身としては「コロナコロナっていつまで言っとんねん、いい加減にしろやボケ」くらいまでやさぐれていました。とにもかくにもマスク強制されている子どもたちを見ては、自分の無力さ不甲斐なさに肩を落としていた頃でした。


2023年はどんなことが起きるのか。
政治経済はもうこれ今以上混乱するってどうなんの??という疑問しかありません。外交に新たな問題が起きるのでしょうか。世界経済がまた揺らぐのでしょうか。
個人レベルでは何が起きるでしょうか。
春からの活発な動きが止まるようなことが起きるのでしょうか。

けれど!!恐れるなかれ。
今年の木星逆行は11室「利益・成功」の場所で起こるのです。
これが大きな救いとなる!

今回の木星逆行で起こる不具合に対峙することで
◇私たちは不具合の原因を探りメンテナンスしていきます
◇メンテナンスすることによって新たな智慧や霊的な成長を得ることができます
◇過去から積み重ねてきたものが実を結び、困難を乗り越える力となります

私個人的には
「コロナ禍で得た教訓を生かさず、元の生活に戻ってしまった点」
ここにメスが入るのではないかなと思っています。

例えば
・コロナ禍で少ないお金で生活することを学んだのに、また使い放題している!
・コロナ禍で人流が減ったことでせっかく自然が少しだけ回復したのに、コロナ明けたら反動で旅行三昧!また地球を汚しているかもしれない
・コロナ禍で瞑想や学習など内観する時間の重要性を知ったのに、コロナ明けたら反動で外との交流が増えて、自分と向き合う時間が減っている!
・コロナ禍でメディアに対する不信感を持ったのに、また自分で調べること考えることをせず、世間の波に流されてしまう
などなど。

いろいろやらかしてるわ…と既に反省しています私。
このあたたりにメスが入って膿を出す作業に取り掛かる。
そうすることで私たちは新たな気づきを得て、身を正し、一回り大きくなっていく。
そんな逆行期間となるのではないかと思うのです。

「省みる」そして「改める」

「反省する」「省みる」
その行為が逆行中の最大のテーマ。

むしろそのために与えてもらったボーナスステージ。
ぐいぐいと突き進んでは絶対見落としてしまうポイントを、立ち止まって振り返って「あら落ちてたわ」と拾い集めに行く時間。
それが逆行期間だと思うのです。

進むだけが善ではない。全でもない。
遮られて立ち止まって振り返って省みる。
その時間こそが私たちの精神性を高め、真理に向かう手助けとなってくれる。

神さまが与えてくれた逆行と言う名のボーナスステージ、存分に
遮られて立ち止まって振り返って省みる。
そして改めましょう。

次の順行列車に堂々と胸を張って乗れるように。
そのころにはきっと、今よりもっと、
学識的に、精神的に、霊的に成長した私たちが立っているはず。

「木星逆行×土星逆行」の威力はいかに

ここで少し天体についてのお話を。
地球を軸にして、
地球より内側の太陽に近い軌道を回る惑星を、内惑星
地球より外側の軌道を回る惑星を、外惑星と呼びます。

Jyotishに用いる惑星の中では
内惑星:金星、水星 
外惑星:火星、木星、土星 

昨日までの逆行祭①では
水星・金星・土星が逆行していました(内惑星2:外惑星1)
今日の夜中以降の逆行祭②では
水星・木星・土星が逆行することになります(内惑星1:外惑星2)

外惑星の木星と土星は非常に大きな惑星。
これらが逆行する時には、個人的な変化だけではなく、社会的な変化が伴うもの、と考えられます。
逆行木星×逆行土星は社会的な混乱を大きくもたらすのです。

(先ほどお伝えした2022年の木星逆行期間も、同時に土星が逆行していました。)

そんな混乱する社会で、どんな自分を見つけるでしょう。
どんなことが起きてもブレない芯の部分。
自分にとっての真理と正義。
絶対に守りたい大切なもの。
神への忠誠心。大いなるものへの信頼。
そんな欠片を拾い集めて、自分を再構築して、成長していく。
そんな木星逆行期間になるのかもしれません。

逆行してても吉星は吉星☆


最後に。
木星はラッキースター。宇宙一の吉星です。
逆行怖い!と怯える必要はありません。
何が起こるんだ!と眉間にしわを寄せる必要もありません。

木星はサンスクリット語で『Guru』
「闇から光へ」という意味の単語です。
逆行したってなんだって吉星は吉星。
私たちが前向きな気持ちを持ち続ける限り、木星は私たちに光を与えてくれるはずです。

木星が光と共に与えてくれるボーナスステージ。
必ずや逆行前の自分よりステージアップすることを誓って。
乗り越えて見せましょう^^

大きな実りを結ぶ逆行期間となりますように。

潤子



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