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二十四節氣【 夏至 】/植物で邪気祓いを

今日はJyotishではなく、日本の暦のお話しを。

6/21(水)夏至

明日6/21(水)23:58 夏至を迎えます。
夏至とは黄道上で太陽の黄経が90度になる時刻を指します。
暦上では中国から由来した太陰太陽暦の二十四節氣の一つ

1年の内で太陽の南中高度が最も高い日。
1年で最も昼が長いことから、
「日長きこと至る(きわまる)」という意味があります。

太陽のエネルギーが最も強まる日。
伊勢の二見興玉神社では、天照大御神さまにご祈願する夏至祭が行われているそうです。夫婦岩から霊峰富士を仰ぎ、その後ろに昇る差し昇る太陽を拝むんですって!そんなの最高すぎませんか・・・いつか行ってみたい!!

太陽の力が最も高まる。
Jyotishで太陽はSurya。
自己実現、自分の成長を表す太陽。
太陽をしっかり浴びてエネルギーチャージしながら、
なりたい自分を思い描いて過ごすのも良いかもしれません。

6/22(木)菖蒲の節供

明日は夏至。
そして明後日は6/22(木)は旧暦5/5
『端午の節句』『菖蒲の節供』の日にあたります
現代では5/5子供の日に健康を願って菖蒲湯につかるという習慣がありますが、
もともとは旧暦皐月の梅雨時に、疫病を恐れて、香りの高い菖蒲を用いて邪気を祓ったのが端午の節供の始まりなのだそうです。

旧暦5/5(今の梅雨時)邪気祓いのため菖蒲を家の軒先や屋根に飾る

現代5/5 (五月晴れ)子供の健康を願って菖蒲湯に入る

どえらい変化です。元の意味なし。
文化とか風習って面白いですねぇ。
元をたどると全然意味や目的が違う!
菖蒲にはリラックス効果や、鎮静・鎮痛効果もあり、漢方にも使われているくらいなので、健康目的で菖蒲湯に入る、も正解。
だけれど、元々の意味、
「邪気祓いに香りの高い菖蒲を用いて家を清めた」なんて。
昔の人々は自然と調和していて、智慧を活かして暮らしていたんだなと感じられます。そんな生き方、憧れるなぁ。

思い立ち、何件かお花屋さんを回って、菖蒲を探してみたけれど、
当然見つかりませんでした^^;
けれどせっかくですから旧暦 菖蒲の節供にはお部屋の邪気祓いを試みてみたいと思います。

6/21と6/22の過ごし方


■明日6/21 夏至の日
日光を浴びて太陽神のエネルギーをしっかりチャージしながら、自分の成長と世界の平穏を願う。
■明後日6/22 旧暦菖蒲の節供
家を綺麗に掃除して、セージ・パロサント、もしくはアロマオイル(サンダルウッドやゼラニウムがいいかな)などで邪気祓いを試みる。

最も昼が長いということは、最も夜いということ。
短い夜、気持ちを静めて、オフラインで過ごしてみるのも良いかもしれませんね。

忙しすぎる私たちですが、季節を感じられる2日間。
平日だけどもーべつに忙しさ変わらないけどもー。
それでも季節を感じて、日々の移ろいを感じて、
初夏を味わいましょう♡  

初夏の濃い緑。雨上がりの富士。


素敵な日々になりますように♡

潤子





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