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祈りが見える『阿・吽』

(他ブログより転記)
2023/2/11

今日は土曜日

昨日東京世田谷では雪が積もったのですが、
今日はピッカピカの聖典
間違えた、晴天
気持ちの良い青空です!

今日は漫画の話。
私、漫画が大好きでして、
最近読み終えて、完結してしまったのが寂しくて仕方ないのがこちら。

我が家のワンコ雪がちらり

おかざき真理さん著『阿・吽』
時は平安
真言宗を高野山に開創した空海と天台宗を比叡山に開創した最澄を描いた漫画です。

空海は型破りだけれど才気溢れ、圧倒的な力で人々を魅了する天才として描かれ
かたや最澄はあまりにも純粋な信仰心から孤立し、時に人に裏切られながらも、信念を貫く天才として描かれています。

この漫画で私がもっとも惹きつけられたのは、空海と最澄がお経を唱える場面。
繊細で緻密な絵が、祈りや言葉(音)を可視化していて 
見えない、けれど確かに絶対にあるもの
秘された世界を、密教の宇宙を見せてくれます。

見えるのよ、祈りが、音が。すごいのよ。
壮絶な、けれど途方もなく美しい。
信仰心だけを頼りに生涯を捧げた才人の世界。それがかつての日本では政治の中心に合って人々の暮らしをつくっていたんだよね。
いつから宗教と政治は切り離されたんだろう。いつから信仰と暮らしは切り離されたんだろう。
そんなことも知りたくなりました。

それではみなさま、今日も良き日になりますように♡

潤子

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