「ワイルドサイドをほっつけ歩け ハマータウンのおっさんたち」ブレイディみかこ
「ワイルドサイドをほっつけ歩け ハマータウンのおっさんたち」
ブレイディみかこ著
今回の作品も本当に素晴らしい。
前回、「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」で思春期の少年達やイギリスの国を書いて、心が震えるくらい震え、何度も読み返したいほどの作品だったが、今回も凄い。今回は苦渋をたっぷり吸ったおじさん達を書いた作品。国が変わりまくっていくイギリス、首相が変わって国のお金は無くなるし、時代が動いていくが生活はなかなか変えられないが、年齢や体が同じ生活を出来なくしていく、奥さんと別れたり、パートナーと別れたり、娘や息子との関係。永遠の別れなどが、著者のブレイディさんからみていろいろ描かれる。みんな小説のような人生に心が震える。全員が幸せに生きることは出来ない。だからこそ頑張って生きてる人の人生は素晴らしいのだ。
また読み返したい名作。ブレイディみかこさんは本当に素晴らしい。
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