ブランデンブルク門のレリーフのアンティークの小皿
緊急事態宣言が発令された2020年5月頃、私はミニマムな生活を心掛けるため、メルカリを活用していました。
ブランデンブルク門のレリーフが描かれたアンティークの小皿も出品しました。
これは、1965年に母がベルリンで購入したものです。
出品後すぐに売れたのも嬉しかったのですが、購入者からのメッセージに心が温まりました。
「インターンでベルリンに留学していた父の元に、母が1965年に訪れました。父はもう他界していますが、このお皿を母にプレゼントしたいと思います」とのことでした。
お母様はこの小皿を手にして、当時の思い出に浸りながら、お話に花を咲かせたことでしょう。
私の手元では役に立たなかった小皿が、こうして再び日目をみて、誰かを元気にする役割を果たし、亡き母もきっと喜んでいると思います。
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