葉田甲太|Kota Hada

国内外の医療が届きづらい地域で、赤ちゃんを救うための支援に取り組んでいます。医師、認定…

葉田甲太|Kota Hada

国内外の医療が届きづらい地域で、赤ちゃんを救うための支援に取り組んでいます。医師、認定NPO法人あおぞら理事長、エレコムヘルスケア社 取締役社長。noteでは個人として思ったこと、感じたことを発信します。

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葉田甲太です。自己紹介とnoteでの発信について

ご覧いただきありがとうございます。 葉田甲太(はだこおた)です。 これまで、国内外で医療を届ける活動を医師として行ってきました。 noteを通して、これまでの活動や出来事、今取り組んでいることについてお伝えできれば幸いです。 お時間がある時に、読んでもらえると嬉しいです。   略歴1984年5月28日生まれ。国境なき医師団に憧れ、日本医科大学医学部医学科に入学。学生時代にカンボジアと出会い、現地に小学校を建設。その経緯をつづった本「僕たちは世界を変えることができない。B

    • 世界の果てに医療を届ける。

      2014年、カンボジアで出会ったお母さんは、生後22日目の赤ちゃんを亡くして泣いていた。 それを見て、何かできる事はないかと思い、いろいろな人の協力を得て2017年にNPO法人あおぞらを立ち上げてクラウドファンディングで資金を募り、カンボジアの僻地サンブール地区に保健センターを建設することが出来た。 世界では年間230万人(2021年※)もの赤ちゃんが生後1か月以内に亡くなっている。1日に約6300人の新生児が命を落としている。 赤ちゃんの約1割は生まれた時に呼吸していな

      • カンボジア|サンブール地区の水衛生環境改善

        「水」は生活や健康の基盤となり、生きていく上で欠かせないものですが、世界では約20億人もの人々が安全に管理された飲み水を使えない環境で生活しています(*1)。 不衛生な水は肺炎や下痢などの原因になります。肺炎と下痢を合わせると、世界における5歳未満児の死因のうち29%を占め、毎年200万人以上の子どもの死につながっています(*2)。 カンボジアで5歳未満で亡くなってしまう子どもは年間約8,000人(*3)で、主に下痢・急性呼吸器感染に起因します(*4)。 これらは基礎的

        • カンボジア|サンブール保健センター建設

          2014年、29歳の時に、小学校を建設した村で、生後22日目の赤ちゃんを肺炎で亡くしたお母さんと出会いました。 お母さんは、赤ちゃんの呼吸が早くなっていることに気付いていたようですが、病院までの交通費が捻出できず、受診をためらったそうです。 いよいよ、赤ちゃんの状態が深刻になった時に、村長に借金をしてタクシーで州病院に向かいましたが、病院に向かう途中で、赤ちゃんは亡くなっていました。 お母さんは赤ちゃんの呼吸が止まっていることに気付かず、州の病院に着くと、お医者さんに赤

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