ぼくがぼくの欠点に気づいた時。

自己主張が出来ないこと。これが僕の欠点だ。

自己主張が出来ない理由は前にも述べた通り、育ってきた環境が大きく影響していると思っている。

ぼくがぼくの欠点に気づいた時、それは目に涙をいっぱい溜めて自己主張をした時、それから周りの人から自己主張が苦手だよねと言われたとき。多分きっともっとはるかに昔から、ぼくはぼくの欠点に気づいていたが、気づかない振りをしてぼくのそれに蓋をして生きてきたのだと思う。

それはぼくがぼくの人生だけでなく家族や周りの人生をよく保つために無意識にとった防衛反応だろう。

ぼくさえ我慢すれば大丈夫。そうはっきりと思うより前に自己主張することを自然と忘れてしまっていた。


だからこそ、ぼくがぼくの欠点を突き付けられて嫌でも立ち向かわないといけなくなった時、僕自身とてつもなく傷ついたし周りの人も傷つけた。自分の欠点に向き合う時、それを避けてきたことは自分が一番知っているし、自分の力で乗り越えなければならないのはあまりにも自明だったから。自己主張することに負い目を感じながら、それでも嫌なことは嫌だと伝えられた時は、ぼくの自己主張を初めて聞いた相手を驚かせ、考えさせ、悩ませたから。

それでもぼくはぼくの欠点に立ち向かう必要がある。乗り越えた先にはきっと今とは違う世界があるし、ぼくが探しているぼくの人生があるから。

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