書評 26 「0から1をつくる」
女子カーリング界を代表する選手の1人であり、一般社団法人ロコ・ソラーレの代表理事である本橋麻里さんの著書。(ロコ・ソラーレは独立した法人って、知ってました?)
カーリング選手としての自身の歩み。生まれ育った常呂町(今は北見市)でカーリングと出会い、そのカーリングで世界に出た。チーム青森で出場したオリンピックでの経験や考えたこと。そして、地元に帰って、一人から立ち上げたロコ・ソラーレ。そこにはカーリングと故郷、両方への愛があった。地元の人に支えられながら、カーリングで地元を大きくしていこうという想いが伝わります。
その想いのためにもロコ・ソラーレを強くしたい。メンバーたちの個性を活かしながら、チームのコンビネーションを上げて成長していく。そのために考えたこと、実行したこと。「楽しいはラクじゃない。でも、楽しさを失うわけにはいかなかった」この言葉に凝縮されています。
読むと北見を訪れたくなります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?