歴博
国立歴史民俗博物館、古代から近現代まで生活や町村の在りようといった観点から展示解説する施設。
設計も秀逸で、一方通行で無いにも拘らず、展示を見ながら歩いていくと自然に順路に沿っていく。
好きな施設の一つで、幾度も訪れています。
常設展示はもちろん、期間限定の企画展示も面白い。4年前の企画「『1968年』無数の問いの噴出の時代」をよく覚えています。
ベ平連、成田三里塚闘争、水俣病患者補償、そして全共闘。昭和43年を挟んで起こった市民運動の史料展示と解説。思想解釈ではなく、事実とその背景が示されています。それまで印刷物やネット上の情報などで知った範囲にあったものばかりではありましたが、手書きやガリ版刷りの当時の文書実物の持つ迫力、一繋ぎに眺めることでわかってくる共通点など得るものがありました。
交通至便とは言い難い立地ですが、順路上の休憩スペースも整備されており、1日かけて訪れるのも良いと思います。
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