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アトリエ

10年ほど前、日経新聞の「私の履歴書」にマラソンランナー君原健二さんが、若か
りし頃にどういう思いで練習して試合に臨んでいたかを綴られていました。

手元にそれを書き取ってありましたので、引用させてもらいます。

「走ることで『ランナーという作品』をつくろうという思いだった。苦しい練習の場はいわばアトリエであり、大会は作品を披露する展覧会ではないか。そう考えると、走る喜びが湧いてきた。こつこつと作品をつくりあげていく喜びを感じながら、走れるようになっていた。」

苦しい練習を気持ちの上でどうこなしていくか。本気でスポーツをする人なら誰しも悩むこと。しかし、こんな考え方ができたら強いだろうと思いました。

スポーツに限らず、上を目指したいけれどもその道筋が容易で無いとわかっている人。周りからあれこれ言われて、その道筋から外れてしまいそうになる人。皆に当てはまりそうです。

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