書評 54 「忙しい人のための自重筋トレ」
まさに実用書ですがタイトル通りの内容に加えて、「筋トレの効用」、「ダイエットの効率的なやり方」、「サプリメントの使い方」などの筋トレに強い関心を持つ人の興味を呼びそうなことが章立てで書かれています。ページ数だけであれば、筋トレメニューよりこちらの方が多い。
著者は大学で筋生理学を学び、科学的裏付けを持ってトレーナー業をする。普段からクライアントにわかりやすく伝える努力をされている方らしく、文章は読みやすい。
更に、厳格にギチギチとやるトレーニングではなく、さほど無理なく続けられる様な内容になっている。「自重筋トレ」の単語に引っかかる人は「お金をかけずにそれなりにトレーニングしたい」指向が高いだろうから、ターゲットをよく意識した構成になっている。
筋トレメニューも写真付き、また初級〜上級のレベル分けもついていて、わかりやすい。
実用書の教科書の様によくできた一冊。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?