見出し画像

書評 20 「天才なのに消える人 凡才だけど生き残る人」

プロ野球で主戦投手として活躍し、米メジャーリーグでも投げた小宮山悟さん。今は母校の早稲田大学野球部の監督をされています。その小宮山さんの10年前の著作。

小宮山さんは自身を凡才と言います。天才たちとは違うと。では、なぜ活躍できたのか?

実際に小宮山さんがされたことが多々紹介されていますが、一言でいうと「活躍するためにやれることをひたすら考えて、全部やる」。

1日は24時間。小宮山さんは24時間しかない、と思っていたそうです。この感覚が一流の証。

そして、プロ野球は天才だらけだったが、その中でも抜きん出る人と消えていく人がいる。その理由が一つある、と。それは周りができないことをできる自分を客観的にみて、なぜ自分はできるのかを考えることができるか。できている自分を当たり前だと流さない。小宮山さんはその「できる人」の実例も挙げています。

他にデータの使い方や組織論への考察もあり、中身の濃い一冊です。

http://www.2545.jp/bookPage/066.html

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?