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書評 6 「無知の技法 NOT KNOWING」

「未知」には2つある。

「既知の未知」と「未知の未知」

それが世の中にあることは知っているけれど、中身はまだ知らない。これが「既知の未知」。

それが世の中にあることすら知らない。自分の知識・記憶の中に皆無だけれど、どこかに存在すること。これが「未知の未知」。

人間の知識量には限界があって、未知の未知が無くなることはない。それを認識できていれば、自分にとって新しいことを素直に取り込める。今までの自分の経験から得られる答えを否定するものであったとしても。

しかし、一定量の時間を生きて来た人や、努力を重ねて学んで来た人は未知の未知を認められなくなりがち。

そんなことを柱に、人間や組織の成長論が展開されています。

部分的には聞いたことがある内容がちらほら。でも、全体の流れが良くできていて頭に入りやすい。この辺りはプロのコンサルタントの著作ならでは。

https://www.njg.co.jp/book/9784534053299/

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