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『グレイテスト・ショーマン』

先日,映画を見た。
題名は「グレイテスト・ショーマン」。題名からキラキラした雰囲気が伝わってくる。
その通り,キラキラした場面が多かった。
(まだ映画を見てない人は,見てから読んだ方がいいかも。この文章を読んで映画を見ても面白いかも。)

ヒュー・ジャックマンが演じていたP・T・バーナムは,サーカスの団長を仕事としている。

サーカスが誕生するまでは,夢を追いかけるバーナムを支える綺麗な奥さんと2人の娘と貧しいながらも幸せそうな家庭を築いていた。

サーカスが誕生し成功してからは,豪邸に住み,娘たちにはやりたいことをやらせてあげれるようになった。一面を切り抜くと変わらず幸せそう。でも,違う面から見ると幸せではないように見える。


バーナムのサーカスに出演する団員は,あまり街中では見かけない容姿をしている人たちばかりだ。

そのような人たちを強調して映画を作成したとして,差別につながるのではないかと,この映画自体が批判される一面もあるほど。

しかし,そのような団員もサーカスの演目を終えると幸せそうに舞台を締めくくる。


サーカスが軌道に乗ると,バーナムはヨーロッパで有名な女性歌手の公演に力を入れ始める。

その女性歌手が歌う曲の題名は「Never Enough」。
曲の内容を簡単にいうと,「どんなに多くの喝采を浴びても満足はできない。」

じゃあ,「どうしたらあなたは満足し,幸せになれるのか。」と考えさせられた。


幸せとはなんだろう

おそらく普通に生活をしている人たちの99.999...%の人は幸せになりたいと考えているだろう。不幸になりたい人には出会ったことがない。

この映画の中では,幸せを感じる場面が多くあった。逆に幸せという感情とは逆の感情を持つ場面もある。

幸せとは,
・大金を手にすることでしょうか
・家庭を築くことでしょうか
・自分の子どもと多くの時間を過ごすことでしょうか
・多くの人から褒めてもらうことでしょうか
・同じ目標に向かう仲間を持つことでしょうか
・気の許せる人や愛する人と過ごすことでしょうか

どれも間違っているとは思わない。

では,幸せとは逆,つまり不幸とは,
・持っているお金が少ないことでしょうか
・人から非難されることでしょうか
・変わり者扱いをされることでしょうか
・愛する人と多くの時間を過ごせないことでしょうか。

これらも間違っていないと思う。

でも,これらは幸せを感じたり,不幸を感じる,ほんの数場面に過ぎない。つまり「幸せ=○○」「不幸=〇〇」とはなっていない。
そこで,なんでこのような場面に僕らは幸せという感情を持つのかを考えて見る。

最近学んだ,具象的思考,抽象的思考,因果思考を繰り返してみた。

幸せとは,自分自身,あるいは自分が所属する組織・社会が持続する可能性が高まったときの感情」と僕の中では,落ち着いた。
(今の時点では,このような結論に落ち着いているが,更新させれる可能性も大いにある。)

僕はもちろん幸せになりたい。だから,何か大事な決断をするときは,これに立ち返ってから決断を下すことにする。

多くの人に褒められても,それが一時性の高いことならば,幸せを感じにくいから,僕は自分自身を持続させられるところに舵をきるだろう。

就職先を決めるのも,自分が所属する日本社会が持続する可能性を高める企業を選ばないと,働いててもいつか幸せを感じられなくなるのだろう。

交際相手と家庭を築くことを考えるときも,その人との家庭は持続性はあるのかと考えるだろう。子どもを授かりたいかを考えるときも,自分自身の持続性について考えるだろう。

変わり者扱いされても,それが一時的なことで,その先に自分自身を持続させられるのであれば,僕はその行動を変えないだろう。

少し宗教っぽく感じてしまうところはあるかもしれないが,日常で当たり前に使っている言葉だったり,感情を深く考えると,自分の行動の指針になる考え方が見つかったりする。

ぜひ,皆さんにも自分にとっての幸せと感じる普遍的な基準が何かを考えてほしい。
きっと普段の生活の意思決定を支えてくれる指針の一つになると思う。

今回,グレイテスト・ショーマンを見て,幸せとは何かと考えた。
他のオススメの言葉は,就活中によく言われる「市場価値が高い人材になりなさい」から考える「価値とは何か」は,いい題材だと思う。

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