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価値は求める人の数で決まる

先日,セイフィコ・フィールドへ野球観戦に行った。
マリナーズに所属するイチローが,事実上の引退表明をしていたので,今回のお目当はイチローではない。

ロサンゼルス・エンジェルスに所属する大谷翔平を見たくて,足を運んだ。

彼は,マウンドに立つ前から,球場を魅了した。
キャッチボールをするだけで,走るだけで,歩くだけで,彼の名前を呼ぶ声が聞こえる。

ブルペンに入ると,周辺にいた人が一斉にカメラを向ける。とても異様な光景だった。

もちろん,マウンドに立てば,歓声とブーイングが混ざり合う。世界最高峰の舞台で,何万という人が彼に視線を送る。
それだけ,人々は彼の登場を待ち望んでいたのだろう。言い換えれば,それだけ価値のある人間だというこだ。

1人の人間が,あれほど大勢の注目を集められることは,多くないだろう。

その光景を見て,僕はある場面と重なった。

それは,東京ディズニーシーの真ん中の湖(名前は忘れた)で行われるショーだ。

湖の周りに,その日来園したほとんどの来場者が集まり,視線を送る。ミッキーマウスが登場すると,会場のボルテージはマックスになる。

価値というものは,求める人の数で決まると実感した経験だった。



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