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世界のかけら

語学学校のクラスには,日本に住んでいたときには出会うことがなかった人がたくさんいる。

彼らの出身国は,韓国,台湾,サウジアラビア,カタールなどなど多岐にわたる。

初めて日本を出た僕にはとても新鮮だった。日本が世界のほんの一部だと改めて知ることができた。
でも,不思議に思うのは,みんな同じような服を着て,同じような靴を履き,同じようなペンを使い,同じようにスマホを持ち,同じ言語を学んでいる。

日本人が生真面目で,容量がいいのはなんとなくこの数日でわかった。

しかし,世界がスピードを増して均一化していることに,日本人はもう少し危機感を持った方がいいような気がした。
このスピードをあげているのは,間違いなくインターネットの力だろう。

そして,日本語を母国語とする少数民族ということを忘れてはいけない。
アラビア語を話す人と中国語を話せる人が,日本語を話せる人より圧倒的に多い。

僕らの島国は,インターネットという大海原の中では,プカプカ浮かぶ浮き輪程度でしかないのかもしれない。

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