偏差値2のサッカーノート

 友達がインスタグラムのストーリーで高校時代のサッカーノートを載せていたのをみて自分も懐かしく思い見返してみました。サッカーノートとは、日々の練習や試合の結果、内容を記したノートのことを言います。

 高校3年間で書いたサッカーノートは、全部で12冊。「この時期は、この人と一緒にプレーしてたんだな」とか「意外と得点してるな」とか「こんなチームに負けたのかよ」などと当時のことを思い出していたのですが、読み返してみてびっくりしました。あまりにも内容が薄い。先生に提出するため、書き忘れて怒られないためのノートっていう感じがしてとても残念な気持ちになりました。自分がサッカーノートに費やした時間は、およそ273時間。内訳は、

 15分(1日にサッカーノートにかける時間)×365日(練習のないオフの日も書くから)×3年(活動年数)という感じです。自分は高校時代の貴重な273時間を無駄に過ごしていました。1日1日の分量は決して多くはありません。それなのに書くことにめんどくささを覚えてしまい適当に書いてしまったことは本当に後悔でしかありません。口ではサッカーが上手くなりたいなどとは言っていましたが、本気じゃなかったんだなと自分に失望しました。当時を思い返してみれば、提出の日、当日に他の選手のノートを書き忘れていた何人かで写していました。こんなことをやっていてはうまくなるわけがありません。実際に自分の課題を書く欄には「ヘディングで負けない」と「ちゃんとパスを通す」とかいう小学生でもかけるような内容を3年間書き続けていました。これでは成長するわけがありません。

 じゃーなぜ当時の自分はサッカーノートを疎かにしていたのか、、、。それは、サッカーノートをとる本当の意味を理解していなかったからだと思います。サッカーノートを書く目的は、①自他分析②課題発見③課題修正法確認④次にどうするのか⑤記録の5つが主な理由だと思います。これをコツコツ繰り返すことにより昨日より今日、今日より明日成長している自分を作っていけると思います。また、調子の悪い時は読み返すことによりどんな時に自分は調子が良いのかなどを発見できるのでしっかり適切に書けていれば素晴らしい宝物になると思います。しかし、自分は、何も考えず先生に書けと言われたから書いていただけでした。もしこの記事を読んでいる現役プレイヤーがいたらもう一度ノートを書く意味を確認してみてください。

 273時間をどう使うかであなたのプレイヤー人生は大きく変わるはずです。きっとその先の人生にも役に立つノートができるはず。限りある時間を有効的に使い価値あるプレイヤーになろう!

 

 

 

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