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想いを言葉にだしてみる。

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1枚の写真をピックアップし、 その裏にあるストーリーや想いを綴ります。 みなさん、写真展に行ったことはありますか? 写真とタイトルだけで、飾られている写真をみるのがはっきりいう… もっと読む
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どんな顔で見てもらっていたのかな?

僕はこの写真が好きだ。 カメラ目線でもなく、構図としても決してルールに則っているものでもない。でも、この子供にとっては貴重な一枚なんだと思ってる。 この撮影した前日に、彼(子供)は1歳の誕生日を迎えた。きっと、自分が今どんな気持ちで祝われているかなんてこの先覚えていないのだろうけど、両親のおかげで知ることができる。なんて羨ましいことだろう。たとえこれからどんなことがあろうと、彼が両親から1歳までの誕生日の期間、たくさんたくさん愛されてきたことがこの写真から解釈できる。 写

だいすきになるきっかけ。

「想いを言葉にだしてみる」をテーマに 一枚の写真についての想いを紹介していく。 今回は風景画。 この写真のタイトルは「だいすきになるきっかけ。」 北海道にはさ、色んな想いがある。 父のルーツでもあるし、1人でふらっと行く場所でもある。 今回はヒッチハイクが加わった。 自分が住んでるエリアだけじゃなくて、 ちょっも足を伸ばしたり、外に出るだけで なんかストーリーが生まれたりする。 予定していることばかりでない時もあれば、 あまりに予定通りの時もある。 タイミングという

itumademo /いつまでも

「想いを言葉にだしてみる」をテーマに 一枚の写真についての想いを紹介していく。 この写真は昨年の夏になる少し前に撮影した写真。 まだ、フォトグラファーとして歩み始めて間もない頃のこと。 僕は江ノ島に撮影練習のために、足を運んだ。 その日は、会社が午後休で時間があったため平日に行けた。 カメラを手元に、歩いて鎌倉駅方面へ向かっている時出会った4人。 仲の良い友人同士で、カップル同士というより、もっと砕けた印象だった。他にも人はそこそこいたのだけど、なんだかこのグルー

僕にとって家族写真を撮ることは、親孝行なのかもしれない。

2021年8月末付で株式三越伊勢丹を退職した。 誰に相談するでもなく、辞めることを決めた。 家族写真を撮影するとこに出会ってしまったから。 初めて家族写真としてシャッターを切ったのは2021年3月27日。 人生を変えようと決意できたタイミングだった。 自分の家にあった写真は大事にしていたけど、 写真を撮ることには元々全く興味もなかった。 なぜか積極的に残そうとまでは思わなかったから、 趣味としての機会も一切ない。 家族写真を撮影する側になって初めて気づく。 残される側の