コンサルタントという働き方

こんにちは。Kotaです。
実は、自分自身がコンサルタントという働き方が合わないのではないか…と思うようになっているので、自分自身の整理のためにも述べさせていただきます。

というもの、2年前ほどから体調が徐々に悪くなり、体調管理が難しくなってきています。結果1年前程から適応障害になり、以前よりは仕事ができなくなってしまいました。

適応障害とはなにか

適応障害とは、自分の置かれた環境にうまく慣れることが出来ず、不安感や抑うつ気分、不登校、出勤拒否、対人トラブルなど、様々な症状・問題が出現し、社会生活に支障をきたす状態

上記の通り、適応障害とは、「環境になれなかった」ということなので、
私はプロジェクトの環境に合わなくなってしまった、ということになります。

適応障害になった原因

厳密な原因はわかりません。様々なことが原因と言えますし、このような病気において、明確な原因というのは中々ないものです。
とはいえ、「これは原因に近いものなのではないか」と思ったことがあるので、それを記載します。

体調よりも仕事優先だった

日中も夜も、休日も、仕事を優先していました。
日々考えることもすべて仕事につなげて考えていましたし、それが楽しかったのです。結果、家は寝るだけの場所であり、食べるものはコンビニごはんばかり。休みも大して休んではいなかったのです。
結果、5年目から徐々に体調が悪くなり、扁桃炎に何度もなり、体型も太ってきて、めまいや頭痛が多発し、結果、適応障害となりました。

なぜ体調ではなく仕事優先になってしまったのか

私の志向もありますが、それ以上に「仕事を優先するような仕組み」担っていると思っています。
私のコンサルティングファームは主に、プロジェクトは「人」で契約します。つまり、「Kotaさんと3ヶ月、稼働率80%で、単価は150万契約」という形です。そのため、私はその間、死にものぐるいで稼働率を死守しますし、成果物を出せるようにがんばります(もちろんがんばるというよりも成果を出すことが一番ですが)。

その中、例えば私の体調が少しでも悪いと、別日に残業して対応するなどになりますが、もし結構体調が悪くなってしまった場合はどうなるのでしょうか。それは契約破綻となり、売上は立たず、ファームとしては人件費だけがかかることになります。

「なら人を追加すればいいじゃないか」

それができればいいのですが、
・なるべく稼働率は100%
・チャレンジ案件(既存のレベルでは難しいが、努力すれば対応可能なレベル)
の2つを私が属しているファームは集中しているので、
そもそも人が空いていないのです。
また、外資コンサルティングファームのほうが資本力もあるので、
中々良い人を採用できない、という苦しさもあります。

つまり、人が増えない→人に空きがない→体調不良になっても自分でカバーするしかない(もしくは直属の上司)となりますが、その「上司」も空きがないのです。さぁ、どうしましょうか。

これを解決する方法は担当メンバ以外にもプロジェクト情報を提供してよいことにする、という契約形態を取る必要がありますが、
そんなことは通常ありえません。プロジェクト情報は原則「関係者外秘」です。

よって、私はこのコンサルティングファームのプロジェクト形式で働く仕組みについていけなかった、ということが主な原因なのではないか、と思っています。

補足 コンサルティングファームの仕組みがすべて悪いわけではない

補足ですが、私はコンサルティングファームの働き方や仕事の取り組む姿勢などは尊敬していますし、誇りを持っていました。
コンサルティングファームのビジネスとして、上記のような仕組みは「しょうがないのかな」とも思っています。
あくまで、「プロ集団」であり、「バイネーム」で戦っていくのがコンサルなので。

一方、その働き方に合わない人もいるのは現実です。
私以外にもそういう人を多く見てきました。
その一人だったんだなぁ、と今更ながら感じています。


ちょっと雑多な記事になってしまいましたが、
数年後に自身が振り返って、「未熟だったな」と思い返せるように日々精進していければと思います。

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