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独学4か月でTOFEL 70→91点に伸ばした方法(大学2回生)


初めに

こんにちは。私は2024年7月現在大学2回生で、大学内の交換留学へ応募するためにTOEFL対策に取り組みました。結果として、約計4か月でスコアを20点upさせ無事応募要件を満たすスコアを獲得することができました。そこで、私が行ってきた対策内容を紹介したいと思います。特に今回の対策では主に大学の図書館で借りた図書やyoutube, 無料のサイトを用いて対策を行いスコアを挙げることができたので、私の体験をもとに有益なサイトやyoutubeチャンネルを紹介しながら対策内容を伝えられたらと思います。

TOEFLスコアの推移

私は以下の計2回TOEFLを受験しました。
1回目 計70 (R21 L19 S13 W16) (2023.11.17)
2回目 計91 (R27 L22 S18 W24) (2024.7.20)

1回目の受験

2回目の受験

結果的に、約4か月間の対策で
R+6点 L+3点 S+5点 W+8点 +21点
スコアを挙げることができました。
(1回目の受験後、2024年1月まで対策を続けましたが一度交換留学への応募を辞める決断をしtoefl対策を諦めてしまったのですが、再びtoeflを受験しようと2024年6月から対策を再開したため、対策期間は約計4か月となります)
1回目の受験
学内の国際交流センターの方に「一度受験して見て自分の実力と試験の雰囲気を確かめたらいいよ」とアドバイスをもらい、直近のテストに申し込み受験しました。結果、SとWは散々な結果となり、自分の実力不足とTOEFL対策の難しさを感じました。(Sではほぼ無言で終わった問題もあり絶望しました。)
2回目の受験
2回目の受験では一度TOEFL対策を辞めてから再び対策を再開した形になったのですが、一回目の対策を踏まえて対策法を改善し約1か月半の対策により91点を獲得することができました



受験開始時の英語能力

受験開始時、私の英語力を示すような客観的な指標は以下の通りです
・TOEIC680(2023年7月)→780(2024年5月)
大学受験時は英語は他の科目よりはできる自信がありました。大学入学後はTOEIC受験のためにTOEIC用の単語帳や問題集をたまにやるくらいで、日常会話レベルの英会話もあまりできず受験英語しかしてきませんでした。また、過去に海外に滞在していた経験や留学の経験は無かったです。

勉強期間

11月→1月中旬+6月→7月中旬
今回の対策ではRLSWそれぞれのパートにどれだけ時間を用いたかを把握するために勉強時間を記録していました。結果、この対策で用いた時間は以下のようになりました。
R44h
L97h
S22h
W46h  計209h
大まかな計算でいうと、一日2時間×100日(3か月少し)の勉強量だったことが分かります。この勉強時間の配分が上のようになったのは、次の戦略部分で話していきたいと思います。

戦略

私が志望している大学の要件は、TOEFL86点以上(W22以上)でした。そこから、以下の要素を考慮して戦略を立てました。

目標点数の設定

Rは最も自信があるので、Rで稼ぐべき
LはS、Wともに通じる最重要パートなので、最も時間を割くべきである。
Wはテンプレートを抑え、時間配分を意識した演習を重ねれば22点に到達する可能性は高く短期集中の学習で間に合わせよう。
S継続的に英語を話す期間が必要であり、自分が最も苦手なパートである。よって目標点数は低めに設定し、最低限の学習期間で対策することにしよう。
S、Wは試験前3週間ほどで詰め込めば今の目標点数に達することは十分可能である。

従って私の立てた目標点数は
R25  W23 S18 W22  計88  となりました。
(実際はR27 W22 S18 W24だったので当初の目標は達成できました。)

具体的な学習内容

ここでは各パートで使用した教材やサイト、勉強法をできるだけ具体的に紹介していきます。

R(リーディング)

使用した教材

・公式問題集5th Edition2周
・公式過去問5回セットvol22周
・集中攻略リーディング2周
・TSP Prep TOEFL(youtubeチャンネルで、すべてのパートの演習問題や模試、回答のコツやテンプレートまで全て無料で公開しているサイト)
主に用いたのは上記の書籍、サイトでしたが他にも演習用として図書館にあるTOEFLのreadingの本を借りて利用していました。

学習法


自分は、大学受験で文法や構文は一通り終えていたので演習中心に学習を行っていました。また、TOEFL特有の問題の癖(問題の選択肢にどのような引っかけが隠されているのかなど)や、時間配分(迷った問題は後回しにして時間が足りなくなることへの不安をやわらげるなど)になれるためできるだけ毎日1題はやるようにしていました。
具体的なサイクルは以下の通りです。

①問題を時間を測りながら解く
最初から測る必要はないが、本番前は必ず時間を測った方がよいと感じた。Rパートは2題で36分なので、自分は1題17分以内に解いて残りの時間で見直しをすることを目標にしていた。

②答え合わせし、自分が間違えた選択肢と正解の選択肢を比較して自分がなぜ間違えたのか言語化してノートにまとめる
(ex.問2の文章言いかえ問題は、問題文中のOOという構文が読み取れなかったため間違えた。)

本文をもう一度読み直し、わからない単語、構文を確認してQuizletにまとめる
※Quizletは、オンラインの単語帳アプリで隙間時間でスマホで単語カードを使えるので単語や構文の復習に最適です。


④2週間後に間違った問題を解きなおして復習する
2週間あけて記憶が少しなくなってきたタイミングで復習することで記憶に残りやすくする。


Quizletの例(裏はtribute)

自分は1つの問題に対して以上のサイクルを回していました➂の作業は、たまにさぼってしまうことはありましたが、②、④の作業は必ず行うようにしていました。

L(リスニング)

使用した教材

・Rで紹介したものと同じ公式問題集、過去問集
・集中攻略リスニング
・TST Prep TOEFL
・TED ED(youtubeチャンネルで、TOEFLの問題と同じく一本約5分間、歴史、文学から科学、生物学など多岐にわたるアカデミックな内容で知識を得ながらリスニングの勉強をすることができる)
・BBC Learning English (podcastの1つで一本約6分間、spotifyで聴けたので通学中や移動中によく聞いていた)

学習法

リスニングパートで意識したのは「リスニング量をできるだけ増やす」ことと「復習を徹底する」です。ごく基本的な内容ですがこれがリスニングの点数を上げる最も重要な点だと考えます。私が日々の問題演習で得の伸びを感じたのはやはり聞く量を増やしてからでした。リスニングの量を増やす目的で、毎日問題演習(TOEFLの問題のコツをつかむ)+空き時間でyoutubeで英語の動画を見る(上記のted edや好きなジャンルの英語ユーチューバーなど)を繰り返しました。問題を解く際の具体的なサイクルは以下の通りです。

①toeflリスニングの問題を2問ほど解く
毎日1回分、5問を解き続けるのは復習が追い付かないと考えたため2問を解いて復習を徹底することを意識しました。

②解き終わった問題について、以下の通りに復習を行う(1回目の復習)
・もう一度スクリプトを見ずに聞きなおして聞き取れなかった部分を明確にする
・聞き取れなかった箇所の実を繰り返し聞いて聞けるまで繰り返す
(ここまでで聞き取れなかった部分は、スクリプトに波線などの目印を書いておき後日復習する際に復習点を分かりやすくする)
・それでも聞き取れなかった部分についてはスクリプトをみて確認する。

→大体ここまでで、3-5回スクリプトを聞き返すことになります。問題を解き終えるたびにここまで聞くのは多いと思われるかもしれませんが、解けなかった問題については必ず聞き落して理解が不足している部分があります。日々の演習の時点で1つのスクリプトについて100%聞き取るつもりで復習を完璧に行うことが本番で高得点を獲得するために必要になります。

毎日演習を行う前に、3日前ほどに解いた問題のスクリプトを聞いてシャドーイングする+間違えた問題を解く(2回目の復習)
前日解いた問題をやるのもよいですが、記憶がまだ鮮明で覚えている部分が多く復習の意味があまりありません。3日ほど時間を空けてから2回目の復習を行うのがおすすめです。

メモを取るかどうか
結論として僕は最低限のメモのみ行いました。
初め僕はメモを取りながら(一問に対してB5半分くらい)問題を解いていましたが、どうしてもメモ書きへの集中とリスニングへの集中が分散してしまいメモを書くときに問題を解くときに必要なポイントを聞き逃すことが多くありました。そこで思い切ってメモを取らず聞いてみたところ案外記憶ができ得点も安定するようになりました。しかし、メモを完全に取らなかったところ次はキーワードを忘れたりして問題の流れを把握しきれない事態が起きたので、最終的に私はキーワードや重要語句などのメモ、多くて10words 程のメモにとどめて聞きました。これが最終的に自分にあったのでこの方法で問題を解いていました。

最終的な得点は22点でしたが、演習ではこの方法で8割ほど特典ができるようになりました。

S(スピーキング)

使用した教材

・公式問題集5th Edition2周
・公式過去問5回セットvol22周
・TOEFL iBTテスト必修フレーズ100-スピーキング・ライティング攻略のための
・CD-ROM・音声DL・オンライン版模試体験版付】スコア80突破ゼミ TOEFL iBTテスト
・DMM英会話
・speak(AI英会話アプリで一人で会話練習ができるアプリ)
*課金が必要な部分あり


学習法

私がspeaking対策を始めたのは本番の約3週間前でした。そこで意識したのは少しでもいいから英語で話す機会を毎日設けること。何も対策せずに問題を解いてみるとほぼ喋れず無言の時間が続いたのですが、毎日話すこと、そして離せなかった内容を復習しtoeflで使えるフレーズを少しづつ覚えることで徐々に演習でも話せるようになりました。

私が毎日行っていたルーティンは以下の通りです
・speakでAIと20分ほど話す。→離せなかったことを翻訳で英語にしQuizletにためていく
・2問ほど演習する
演習は時間を測って行い(最初から時間制限を設ける必要はない)、答えを作り直してパソコンに文字お越しし、仕上げにそのスクリプトを時間を測って音読して文章を完成させる感覚を身に着ける
・復習する
3日程前にやった問題を解きなおす


W(ライティング)

使用した教材

・公式問題集5th Edition2周
・公式過去問5回セットvol22周
・TOEFL iBTテスト必修フレーズ100-スピーキング・ライティング攻略のための
・CD-ROM・音声DL・オンライン版模試体験版付】スコア80突破ゼミ TOEFL iBTテスト
・CD-ROM・音声DL・オンライン版模試体験版付】スコア80突破ゼミ TOEFL iBTテスト
(ここまではspeakingと同じ)
以下はライティングセクションで活用したサイトです。
・Grammarly
TOEFL® Writing Practice Questions (2024 Update) | Test Resources (toeflresources.com)
→こちらはtoeflの練習問題を無料でできるサイトで2024年7月現在でintegrated taskが34題、academic discussionが17題掲載されています。問題のほかにテンプレートや得点のコツが乗っていて非常に参考になりました。

→こちらは翻訳サイトdeepLの推敲モードです。この推敲モードでは入力された英文について一文単位で言い換え表現を提示したり一つ一つの単語に対して同義語を瞬時に検索することができるため自分の書いた一つの英文から多くの表現を学ぶことができ、パラフレーズの能力を向上させることができます。私はライティングの問題を解いた後完成した英文をこのサイトにコピペし、自分が書いた英文を別の表現で書くとどうなるかを学びその中で自分が使えると思った表現をノートにまとめ今後同じような内容を書くときに何通りもの方法で英文をかけるような状態にしておくために表現をストックして行きました。

→私はwritingセクションで独学で点数を上げる過程で、自分の英文の構成や表現のミスの癖や構成の不完全な部分を修正し得点を挙げるには添削が最も効率の良い手段だと判断したためこちらの添削サービスを利用しました。料金は、30日で36300円と少し高価でしたが結果的に添削を利用することでwritingの演習において修正すべきポイントが明確になり非常に有益でした。

学習法

ライティングセクションで私が意識したことはできる限り毎日英文を書くということです。対策を行う上で感じたことは、ライティングやスピーキングなどのアウトプットのパートは演習の機会の間隔があいてしまうと明らかにアウトプットのスピードが落ちるということです。感覚では2日ほど感覚をあけてしまうと表現を頭から引っ張り出すスピードが落ち文字数が少なくなったり同じ意味の英文のパラフレーズの能力が落ちることを感じました。そこで、ライティング単純に英文を書く回数を増やすことにより英語表現を頭に刷り込ませることはもちろん、タイピングの練習にもなる点で毎日英文を書く機会を設けることを意識しました。タイピングのスピードはパソコンで問題を解くtoeflでは大きな武器となります。本番でタイピングのスピードに自信があり各スピードを上げるだけでも時間を大幅に短縮させることができ有利になることは間違いないです。毎日問題を解くことは難しくても毎地に過去に添削を終え完成させた英文を書きうつすことでも表現が刷り込まれていきます。以下の学習法を参考にしてくださ

①紹介したサイトや問題集をみて問題を時間を計測しながら解く
時間制限は初めは設けませんでした。時間を測り、文字数をカウントすることで自分がどれだけのスピードで英文を書くことができるのかを可視化してその数字を向上させていくイメージです。

②書き終えた英文を添削する前に、英文を書く上で「書きたいけど書けなかった英文」を日本語で書き出しその表現をネットで調べてストックする
添削を行う前に、自分が書けなかった英文を確認します。この書けなかった部分が自分の伸びしろなのでこの過程をどれだけ地道に重ねられるかが後に効いてきます。調べた表現はまたQuizletにストックし隙間時間に見返すようにしました

書き終えた英文を、deepLとGrammarlyで添削しスペルミスや表現ミスを修正した後、②でしらべた表現を反映させ英文を完成させる
書き終えた英文を修正し自分の理想形に書き換えます。ここで完成した英文は後に見直すためにマイクロソフトのonenoteに書き溜めていきました。

④完成した英文を書きうつす
書き写すだけで効果はあるのか?と疑問に思われるかもしれませんが、必ず効果はあります。実際英文を一回完成させただけではその表現はほとんど頭に残りません。何度も書くことにより自分が書きたい表現を頭に刷り込ませていきます。

以上が私が戦略に基づいて実践した学習法になります。ぜひ参考にしてください。少しでも多くの受験者さんの得点upの助けになれたらと思います。疑問点などコメントください。




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