猫が飼えなくなった

親が飼っていた猫をNPO法人でお世話して貰っている話

私の両親は、猫を2匹飼っていました。
両親ともとても深い愛情を持って接しており、日々のお世話も嬉しそうにしていました。
猫が高齢になるにつれ、トイレではない場所に粗相してしまったり、夜中に大きな声で鳴いたりするとこが増えてきていましたが、自分達も高齢であるにも関わらず一切苦にしていませんでした。
そんな両親も亡くなり、猫たちだけが実家に取り残されている状態になってしまいました。
両親が愛情をかけて育ててきた猫たちを、引き取って最後まで面倒みたい気持ちはあったのですが、私はペット不可のマンションに住んでいて、更に子供が猫アレルギーなので飼うことがで来ませんでした。
私に兄弟はなく、頼れる親戚もいないので、私が飼えないと猫たちはどうなるのか。
保健所へ持ち込むことは絶対にしたくなかった私はインターネットで色々と検索しました。

見つけたのはNPO法人
インターネットで検索していると、ペットホテル、里親、NPO法人、などの選択肢がありました。
ペットホテル
ペットホテルは、基本的に数日から1週間ほどの期間を想定しているため、多くの場所が狭いケージの中での生活を余儀なくされます。
そして何より、なかなか費用がかかるということ。
日々のご飯などにかかる費用の他に、お世話をする人の人件費もかかります。
短期間で預かってもらう場合にはいいのかもしれませんが、数ヶ月や数年単位で預かってもらう場合には、大きな費用になってしまうのは仕方ありません。
里親
掲示板やweb上でも応募・募集出来るサイトもありますし、譲渡会などで里親を探すことが出来ることを知りました。
しかし、里親について調べていると、引取先が見つかるのは殆どが若い猫で、15歳になろうとしているうちの猫たちには難しい話でした。
NPO法人
同じNPO法人といえど、団体によって飼育方法から設備、引き取り後の対応や費用などがまるで違うことを知りました。
問い合わせたのは以下の3団体。

NPO法人ねこほーむ
NPO法人猫色protectionむろらん

NPO法人ねこほーむ

ねこほーむさんは、猫の老人ホームといった活動をされているところです。
基本的には、飼い主が飼えなくなってしまった老猫を引き取って、飼い主の代わりにお世話をしています。
生涯にわたってお世話をしている団体ですが、とても若い猫の場合には、引き取り後にお世話をしながらホームページで里親募集もしています。
費用は、ご飯や猫砂、光熱費などの飼育するのに最低限必要な物にかかる費用を最初に寄付します。
金額は預ける猫の年齢や健康状態になどによって違うとのこと。
スタッフは、皆さんボランティアだということで、費用にはお世話代などの人件費は含まれないそうです。
施設については、もともと普通の一軒家だった建物が猫用に改装されており、実際に猫たちが生活すつ部屋には自作のキャットウォークが設置されていました。

NPO法人猫色protectionむろらん


ここでは、里親の募集をしたり、保護や引き取りや一時預かりなど活動が多岐にわたります。
寿命を20歳と想定して、一ヶ月三千円×残りの年数が預かり費用となります。
支払いは一括での支払いです。
施設が北海道にあり、さすがに遠くて面会なども難しくなりそうだったので見学もせずに諦めてしまい、施設内の様子はわかりませんでした。

その他のNPO法人

他のNPO法人にも問い合わせてみましたが、預かり費用がとても高額だったり、一度預けると面会すら出来なかったりする団体もありました。
多少なり費用がかかることは分かっていましたが、あまりにも高額だと難しいということ、預けた後で会うことが出来ないというのも嫌だったので、色々な面での判断からねこほーむさんに預けることになりました。
面会に行けない時には、SNSで公開されている写真や動画を見て現状を知ることが出来ます。

最後に

NPO法人猫色protectionむろらんさんについては、近くにお住まいの方であったりすると預ける条件としていいのかも知れません。
2つのNPO法人のURLを貼っておくので、気になる方はご覧になってみて下さい。

NPO法人ねこほーむ
042-370-0778
東京都町田市

NPO法人猫色protectionむろらん
090-6447-7975
北海道登別市若草町

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