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「弦月湯からこんにちは」#創作大賞感想文

生きていると
いろんな出来事に遭遇する。
苦しかったり、嬉しかったり
環境が変わったり。
自分が歩いてきた道を振り返り
ふと、立ち止まるときがある。
孤独感が襲い
希望が持てなくなり一歩も動けない。
そんなとき、
偶然にも出会い
心を通わせてくれた人を
私はずっと大切にしたいと思う。

そばにいてくれるだけで
ホッとしてしまう
そんなあたたかいオーラを持つ
小暮沙優さん
お会いした瞬間
素敵な笑顔に心がキラキラと照らされました。
一瞬で大好きになってしまったー!

沙優さんの作品
「弦月湯からこんにちは」を読みました。


仕事も、住処も、すべてを失った。拾われた先は、銭湯だった。 

 世界的なツァイトウイルスの流行によって、仕事も住処も失った壱子。ある朝、意を決して外に出た壱子が辿り着いたのは、ガウディへのオマージュに満ちた銭湯「弦月湯」。住み込み募集の張り紙を見つけた壱子は番台にいた小柄な女性、いずみに思わず声をかける。
 いずみの従弟であり、かつて壱子のもとで働いていたノンバイナリージェンダーのデザイナー・暦との再会、そして弦月湯の再建を通じて壱子の心は蘇り始める。

 喪失から再生の過程をゆるやかに描く、中編小説。

「弦月湯からこんにちは」のあらすじを
引用させていただきました


銭湯に行きたくなってしまった。
壱子、いずみ、暦の関係が凄くいいなぁ!
食べ物がとても美味しそうとか
この音楽聴いてみたいとか
物語の中でたくさん心動かされるシーンがあります。
実際に読んでみてほしいので
詳しくは書きませんが。

沙優さんは取材をしたり、
とても丁寧に作品に向き合っていらして
書くことの姿勢に刺激をいただきました。

読み終えた後
心も体もまるごと
あたためられたような感覚になる。
まるでちょうどいい温度の湯船に入ったような
心地よいあたたかさが胸いっぱいに広がった。
人は、人とつながりを持ちながら、
成長し、傷ついた心を癒やし
自分の人生を歩んでいくのだろう。
一生懸命頑張るってかっこ悪くない。
人を好きになるっていいな。

何度も読み返したくなる
あたたかい作品です。
沙優さん、素敵な作品をありがとうございます!

多くの方に読んでいただきたい!
是非是非
読んでみてください!!



最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

心から感謝の気持ちを込めて。

横山小寿々

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