「にゃくいちさん」#創作大賞感想文
私は怖い物語が大好きだし、
ホラー小説も多く読んできたほうだと思う。
自分は何が怖いのだろう?と
怖い作品を通じて
自分自身を知りたかったのかもしれない。
中島亮さんは
心の動きや
小説を書くことに対して
いつも丁寧に向き合っている。
その姿に毎回刺激をいただき
私も見習いたい!と元気をいただいています。
亮さんの発する言葉も
深みがあり、
私はいつも心に潤いを感じるのです。
亮さんの作品、
「にゃくいちさん」を読みました。
とにかく、不穏な雰囲気が
ずっとつきまとってくる。
続きはどうなるの? と思いながら
大切に読みたいので、読む手を止めて
目を閉じる。
亮さんの小説からは
質感というか、匂いや温度を感じ、
まるで本の中に入り込み実際に過ごしている気分になってしまう。
亮さんは書く技量があるので
派手でギョッとした描写を出さなくても
怖さを伝えられるのだ。
読んでいて、何回も、ゾワッとなった。
人はわからないもの、理解出来ないものに
本能的に恐怖を感じると聞いたことがある。
読後の、
あの感覚をなんて言えばいいのか
いまだに上手く言葉にできないままでいる。読んだ後、
しばらく物語の中から抜け出すことができずにいた。
いや~凄い!!
読むことができて、本当によかった。
亮さん、書いてくださって
本当にありがとうございます!!
これからもいろんな作品を楽しみにしています。
怖いのはちょっと……と言う方も
是非、じっくりと読んでいただきたい
作品です!!
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
心から感謝の気持ちを込めて。
横山小寿々
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?