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理想の自分ってなんだろう

「理想の自分と違う今の自分に絶望する」
娘はしばしば理想の自分を追いかけて暗闇にはまります。

「はやく理想の自分になって、満足して生きたい」
「理想なんて更新されていくから一生理想の自分にはなれないと思うよ」
彼女と私の間で何度も繰り返されている問答で、つい数日前にも同じ問答がありました。

どうしてこんなに平行線なんだろうと考えていたのですが、彼女と私の「理想」というものの捉え方が異なっているような気がしてきました。

彼女はよく理想の自分という言い方をします。おそらく彼女にとってそれは、あるべき自分像なのではないかと思い至りました。
理想の自分像を中心に据えているので、今の自分は、あるべきではない自分ということになり、自己否定につながってしまっているのではないかと思いました。

私はあまり理想の自分というものを考えたことがありません。
理想というと、こうなりたいという希望というか方向性のようなものをイメージしているような気がします。
今の自分を中心に据えているので、理想の自分とはこうなりたいと思う方向に進んでいった先にあるものという捉え方になるのではないかと思います。

捉え方が全く違っているのでは、平行線になっても当たり前ですね。
どちらが正しいとか間違っているとかいうことではないと思いますが、自己否定は精神的にしんどいと思うので、自己否定からは開放されてほしいなと思います。

機会があれば、こういうことを考えたということを話してみたいと思いました。


ここまで読んでいただいてありがとうございました。