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放送作家が教える「企画の伝え方」

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早稲田大学エクステンションセンターでレクチャーしている「構成の技術」に関するマガジンです。座学+ワークショップ形式をとり、本を読むだけではわからない部分を体感していただき、自分の…
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#成功

絶対に知っておくべきやつ【意識1つで最高にする】伝えるから、伝わるプレゼンにする方法

視聴者・読者が自分ごとに置き換えるための装置とは 視聴者・読者の感情を揺さぶるにはどうしたら良いのか? 結論、視聴者が「自分ごとに置き換えられる」ようにすることです。 今、目の前で起きている現象、映像、文章は あなたには発信したいという欲求がありますが まだ視聴者・読者には関係ないものですよね? あなた:知ってほしい 視聴者・読者:別に知りたくない ここの温度差を埋めないと伝わらないわけです。 それを可能にするために 「自分ごとに置き換えられる」という装置が必要

もうプレゼンはしない!?「超伝わる!匠の発信ワザ」もうこれまでのプレゼンには戻れない

伝え方に問題を抱える人が気づいていない初歩的な1つのこと 結論、伝える時の「戦術」を意識していないことが問題です。 いつも話している日本語だし、 なんとなく話せば伝わるだろうという甘えのもと、 適当に伝えているから伝わらない、 という事実に気がついていないのです。 スポーツで相手を攻略するために戦術があるように、 将棋などで相手を攻略するために戦術があるように、 伝える時に相手にちゃんと伝えるためにも戦術があります。 戦略があるから勝てる確率が上がるように 戦略がある

「たったこれだけで?」「情報は少ない方が有利?」コスパの良いプレゼンの奥義

情報が少ないと伝わらないのでは?と疑問の落とし穴 相手の聞く準備を整えるために 一気にたくさんの情報を伝えず情報を絞りましょう という話をすると必ず 情報が少ないと伝わらないのでは? という疑問を抱く人が出てきます。 そう思う気持ちもわかります。 ただし真実は逆です。 多すぎるから伝わらない ということをあなたは知らないから そのようは発言につながります。 発信のプロは必ず情報を絞ります。 なぜならそれこそが伝えるために黄金ルールだからです。 伝えることはキ

プレゼン帝王のスゴいスピード・コントロールとは?【何をどう操るのかを公開】

実際に話す速さや、文章なら文章の情報量を調整する 「1:実際に話す速さや、文章なら文章の量」の解決法として 焦らずに話すことは 意識すれば誰でもできると思います。 ただ、いくらゆったりでもそれだけでは通じません。 情報量もゆったりする必要があります。 重要なのは 「2:1度に発信する情報量」こちらのコントロールです。 情報量もゆったりするとは あなたが発信する情報量は極端に少なくするということ。 なぜなら人間が一度に理解できる情報量は少ないからです。 一気にたくさんの

なぜプレゼンのスピードを間違うと致命的なのか?

リードする立場のあなたが注意すべきこと 「相手ありき」で発信する際には ちゃんと相手も理解しているかを見ていくことが大切だと述べました。 もちろんプレゼンでも、文章でも 「今これを発信しましたがちゃんとわかりましたか?」と いちいち確認できれば良いのですが 現実的にはできません。 そこで重要なのが 発信者であるあなたのスピードをコントロールすることです。 ここでのスピードには2つの意味があります。 1:実際に話す速さや、文章なら文章の量 2:1度に発信する情報量

知識ゼロの相手とのキャッチボールなんて成立しない? プレゼンは無理ゲーです。

詳しいあなたと、知識ゼロの相手とのキャッチボール 前提として知っておくべきは あなたと相手との知識量・理解度の差があることです。 今からあなたが発信しようとしている情報・内容があるとして この情報を発信するあなたはとても詳しい状態です。 事前に調べたり、よく考えたりしているので かなり詳しくなっています。 一方、相手は知識ゼロという前提で臨むべきです。 とても詳しいあなたと 知識ゼロの相手とのキャッチボールが 今からスタートします。 実力の差はすごくありますし、

プレゼンの覇王となるための”自分ツッコミ”チェック術

漫才でいうツッコミ役の重要さ プレゼンにしろ説明にしろ、 あなたが発信することは受け取る相手がいるわけです。 これはライブにとても似ています。 一度でもステージに立ったことがある人ならわかると思いますが、 ステージ上ではお客さんの反応がダイレクトにわかります。 学校の合唱や運動会でのダンスなど 催し物でも同じ経験があるはずです。 そして、パフォーマンスが上手な人は ライブをリードしながらも 同時にお客の反応をちゃんと見て、 それに合わせてスピードを変えたり、 細かく表

プレゼン発表の精度を爆上げする「2人の先生」という思考法

伝えるためは、あなたと相手との呼吸を合わせる必要があります 伝えるため必要なことは 簡単に言えば、相手がちゃんと理解できるスピードで行うということです。 あなたが発したことを まだ相手がわかっていないうちに 次へ行くと、相手はさらにわからなくなります。 これが伝わらないという現象を生みます。 あなたが情報を発信する側にいるのであれば あなたが進行側ということになります。 なので、あなたと相手とのコミュニケーションを リードしなければなりません。 それだけではなく、 ち