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放送作家が教える「企画の伝え方」

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早稲田大学エクステンションセンターでレクチャーしている「構成の技術」に関するマガジンです。座学+ワークショップ形式をとり、本を読むだけではわからない部分を体感していただき、自分の…
運営しているクリエイター

2023年1月の記事一覧

プロが実践する“ちゃんと伝わる”プレゼン資料の組み立て【テンプレ】

#学問への愛を語ろう きちんと伝わるプレゼンの作り方がわからない プレゼンの仕組みってどうなっているんだろう この記事はそんな方へ向けて書いています。 こんにちは、放送作家の村松です。 私はキャリア20年超えの放送作家として これまで「池の水ぜんぶ抜く大作戦」「出没!アド街ック天国」「スッキリ!」 「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 路線バスで鬼ごっこ」「ハモネプ」など 多くの番組制作に携わってきました。 そして20年以上のキャリアで培った伝える技術を詰め込んだ講座を

ズルいプレゼンを学べる教室【早稲田大学エクステンションセンター】

#探究学習がすき プレゼン資料の作り方を習う教室はないかな? プレゼンの教室ってどんなことやるのかな? この記事はそんな方へ向けて書いています。 こんにちは、放送作家の村松です。 私はキャリア20年超えの放送作家として これまで「池の水ぜんぶ抜く大作戦」「出没!アド街ック天国」「スッキリ!」 「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 路線バスで鬼ごっこ」「ハモネプ」など 多くの番組制作に携わってきました。 そして20年以上のキャリアで培った伝える技術を詰め込んだ講座を 早

意味のない講座、やめました【コスパがケタ違い】身に付くプレゼン技術講座

座って聞くだけじゃないから自分のワザになる 早稲田での構成講座にはドキドキのプレゼンタイムがあります。 作り上げたプレゼンを、ご自身でプレゼンします。 喋り方の上手い下手や、声の大きさ、言葉の巧みさなどは一切、不問。 シンプルに、魅力的なプレゼンができたか? 意図する通り、相手に伝わったか? 逆にわかりにくかった箇所はどこか? を検証します。 プレゼンを聞いた他の生徒さんから このフィードバックをもらいます。 (*これが結構貴重 & 他では得ることができない楽しさです

【驚かないでください】実際、早稲田の構成講座を受講している生徒さんはテレビマンではありません。

テレビの構成はあなたの人生で活かせるのか? 実際、早稲田の構成講座を受講している生徒さんは テレビマンではありません。 毎回、20代〜60代まで 性別もバックグラウンドもさまざまな方が 構成テクニックを身につけて驚くほど成長しています。 おかげさまでリピーターも多く、 顔見知りの生徒さんも増えてきました。 あなたのアウトプットがエンタメでなくても、 会社でプレゼンをしたり、 ブログを配信したり、 もっと面白く話をしたかったり、 「誰かに何かを伝える」際に役立つのがプレ

ズルいプレゼンを学べる教室【本ではわからない】自分で体験するから身に付くノウハウ

講座の内容はワークショップ型 早稲田の講座は基本的に対面講座のため、 本を読むだけでは絶対にわからないコツを 学ぶことを重視しています。 簡単に言うと 「座学だけじゃない」というのがポイントです。 なぜなら講師が、座学が苦手だからです。 聞いてるだけと楽しくないですよね? 「楽しめる内容じゃないとダメ」 それが講座のポリシーでもあります。 そのため毎回、 生徒さん自身によるプレゼン形式を取っています。 プレゼンの前には 構成のメカニズムを説明し、 それをもとに、実際

エモさを産む装置【なるべく多くの人がわかる感情】で共感するプレゼンを仕掛ける

何を選ぶべきか? 注意すべきことは・・・ 共感の装置に使うテーマは なるべく多くの人がわかる感情を使うことがポイントです。 普遍的な感情と呼ばれるものです。 兄弟愛とか、お金に困ったこととか失望感とか。 まだまだたくさんあります。 ちなみにこれは ポジティブでもネガティブでも どちらの方向性でも使えます。 ただし、ここが狭い範囲にしか刺さらないものであると 共感度が下がってしまいます。 あなたが発信する相手はどんなことに共感するのか? ここを見極めながら 使うべき「

ゴリっと変えちゃう秘技【激変】ブッ刺さるプレゼンを組み立てる方法

リレー形式が力を発揮する 共感を呼ぶ要素や文章を あなたの発信に「散りばめる」ことで 威力は高まります。 最後だけに入れても そこまでに離脱されるとおしまいです。 最初だけに入れても 途中で飽きたら離脱可能性があります。 なので前半のよきタイミングで入れながら 途中でも散りばめる。 さらに後半の始まりの方にも散りばめる。 「共感」というバトンを リレー方式で渡しながら 同時にその感情を強化していきます。 こうすることで 視聴者の共感を呼び、それらを強めながら ラスト

【異次元ワザ】テレビ番組が使うエグい紐付け【どんなプレゼン内容でも身近に変わる】

強力な装置を入れ込むと異世界でも視聴者の身近な世界になる 親と関係がこじれたこと、そしてそれに対する後悔。 これはかなり多くの人がピンとくる感情ですよね? もしも親との関係がこじれていない人でも そういう話は聞いたことや、見たことがあるはず。 だから、この「親との関係性」に関する話題は たくさんの人の「共感」を呼びます。 実はこの共感がとても大切です。 視聴者に共感ポイントが多ければ多いほど 見てもらいやすくなります。 なぜかというと 視聴者は共感ポイントが多ければ

ステルス仕掛けを公開【相手を引き込む見せテク】放送作家がたどり着いた圧倒的な技

無関係のことでも、読まれやすくなるワザ ここで「まだ別に知りたくない」という状態の視聴者を 共感ポイントを使うことで「自分ごとに置き換える」例を見てみましょう。 例えばテレビ番組で 遠い異国で一人で暮らす日本人を描いていたとします。 その暮らしはハードです。 コンビニもないし、電気も十分でない。 日本で暮らす視聴者からすれば異世界の話です。 ここだけを見せていくと 「遠い世界の、とんでもない話」だけで終わってしまいます。 とても感情移入できないですよね? そこで「

絶対に知っておくべきやつ【意識1つで最高にする】伝えるから、伝わるプレゼンにする方法

視聴者・読者が自分ごとに置き換えるための装置とは 視聴者・読者の感情を揺さぶるにはどうしたら良いのか? 結論、視聴者が「自分ごとに置き換えられる」ようにすることです。 今、目の前で起きている現象、映像、文章は あなたには発信したいという欲求がありますが まだ視聴者・読者には関係ないものですよね? あなた:知ってほしい 視聴者・読者:別に知りたくない ここの温度差を埋めないと伝わらないわけです。 それを可能にするために 「自分ごとに置き換えられる」という装置が必要