アイディア農場プロジェクト:1秒Q&A 入門編 英会話スピーキング練習用教材(2020年1月19日開始)

「このページは通読用のものではありません。
ここにあるのは、思考の断片、アイディアの種です。
毎日ひとつを取り上げて読み、それに対して考えを巡らせてください。
そこから、新しいアイディアが芽を吹き、成長することを期待します。」
野口悠紀雄さん

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Cozy『海外ドラマはたった350の単語でできている』に記載されている1秒Q&Aという方法を参考にして、1秒Q&Aで使える発話のきっかけになるフレーズを集めていくことにする。

語学学習、特にスピーキングにおける悩みは、(当たり前だが)「話せない」ということだ。その「話せない」という現象だけで、様々な手法に飛びついてしまう。大事なのは、その要因を探ることだ。もちろん、自分自身にとっての要因だ。実は、「話したいことが特にない」もしくは「話したいことがよく分からない」というのが要因の一つになっていることが多いのではないか。さらにこれを掘り下げていくと、「話したいテーマが特にない」もしくは「話したいテーマがよく分からない」というところに行き着く。

つまり、会話のQとAのうち、Qがぶれているケースが多いように思う。実は、一人の人の人生を見た場合、それほど多くのQがぶつけられる訳ではない。それは日本語であっても、日本語以外でも一緒だ。なので、自分自身が遭遇しそうなQをいかに発見して、特定して、固定することが重要だと思う。

とはいえ、Qを発見して、特定して、固定しようと思っても、何をQにしたらいいのかが分からない。なので、Qの候補を作ってみることにしたい。

いきなりAに飛びつくのではなく、Qを絞り込むことが先決だ。

もちろん、以下のQリストに飛びつかず、自身が興味があるQ、心から話したいと思うQ、ちょっと話してもいいかなと思えるQを選び、作ることが大事だ。

逆に、自分自身で発話したいQがない場合でも心配する必要はない。誰かに聞いてみたいQでもいい。それを見つけていくことが、スピーキング力向上のための第一歩になる。

これを進めていくと、英語のスピーキングは必要ないという結論になることもある。それはそれでいい。

会話の難しさを規定するのは、Aそのものだと思われているが、実は違う。テーマの種類(①スコープの広さ・狭さ、②テーマそのものの複雑度など)による。スコープの広さ・狭さ(専門性の低さ・高さと言ってもいいだろう)については、スコープが狭ければ、会話の難易度も下がると考えている。その意味では、日常会話よりもある特定の領域の仕事会話の方が、難易度が低いとも言える。

■法務パーソン用 仕事会話入門

■日常会話入門

スティーブ・ソレイシィさんが講師で、ジェニー・スキッドモアさんがパートナーのNHKラジオ講座「英会話タイムトライアル」の「10秒チャレンジ in the U.S.」というコーナーが好きだ。2019年4月から始まったコーナー。これを聴くと、英語ネイティブな人が、10秒間で簡単な単文をいくつか積み重ねて、自身が伝えたいことを伝えようとしているかが分かる。これを聴くと、英語スピーキングで大切なのは、単語そのものでも、一つの文そのものでもなく、単文の積み重ねであることが実感できる。簡単な単文を瞬発力を持って作り、繰り出し、積み重ねていく力が大事だ。このコツが分かったおかげで、自身のスピーキング力はいくらかマシになった。

もちろん、NHKラジオ講座「英会話タイムトライアル」本編そのものも示唆に富むので、オススメだ。

▼Tell me about your ideal home./あなたの理想の家について話してください。
(英会話タイムトライアル2019年12月号より)

▼What are your plans for this weekend?/今週末の予定は何ですか?
(英会話タイムトライアル2020年1月号より)

以上


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