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2024/6/23 岡山観光、友人の引っ越し

朝は9時ごろ、昨晩から泊めてもらっていたまみぞうの家で起床。ゆるっと準備をし、まみぞうとセイヤさんに見送られながら家を出た。やっほーさんはファースァーズのライブで徳島に行っててすでにいなかった。

まみぞう宅


車を20分ほど走らせ、到着したのは温泉。「桃太郎温泉」というのがこの付近にいくつかあって、そのうちの一つにやってきた。山の中にポツンとある感じの場所。めちゃくちゃ雨が降ってた。

桃太郎温泉前
券売機

風呂の中はそんなに広くはないものの、リアル大自然が一望できる露天風呂があった。露天風呂に外気浴用の椅子がいっぱいあり、僕はひたすら露天風呂と露天外気浴用椅子とを交互に行き来し続けていた。

眠かったので、湯の中でも外気浴の椅子でも寝ていた。外気浴の椅子で雨に打たれるのが気持ちよかった。

ほぼ記憶のない、夢の中みたいな時間を過ごした、なんだかもったいない気もした。

休憩室


風呂を出発したのが11時半ぐらい、昼ごはん時に合わせて僕らのお腹も空いていたので、近所にあった美味しそうなご飯屋さん「マハラジャ」というカレー屋さんへやってきた。

マハラジャ

"消毒済み"と書かれたの看板、ソーシャルディスタンス用のアクリル板、完全にこの店はコロナ真っ只中だった。そのコロナ関連のところを除けば、オシャレで広くて居心地のいい店内。

ソーセージ、牛すじ、野菜、チキン、なすび、オムレツ、の中から具を2つ選べるみたいな感じのメニューで、僕はネットで観た料理と店内のメニューとを見比べつつ、ソーセージと野菜のカレーを頼んだ。

こういう場面で"野菜"選ぶようになった、これはかなり大人になったと感じる出来事だった。

ソーセージと野菜のカレー

あまりに美味いスープカレー、びっくりした。ちょっと辛めで、食材の味が滲み出た深みがあった。美味すぎてめちゃくちゃテンションがあがった、いい店に入れてよかった。

カレー屋を出たら、次に向かったのは奈義美術館。だいぶ前にミズタマさんが教えてくれてたところで、ここも今日かなり楽しみにしていた。

大雨の中を1時間ほど走り抜けて到着、すると奈義美術館の前の駐車場に綛村さんがいた。「大雨の中で傘を刺さずに立つ」というボケで僕らを待ってくれていた。びしょびしょでかわいそうだった。

びしょびしょの綛村さん


綛村さんと合流したら奈義美術館に入場。作品が色々あるというよりは、ステートメントと展示空間、諸々全てを含めて「作品」という感じの場所だった。

かなり硬派で、作品全てに思考の余裕もあり、色々観ながら思いながらじっくり楽しめた。圧倒的なインスタレーションを少数精鋭で魅せる、めちゃくちゃカッコよくてすごい場所だった。

すごくいい場所だからこそ思う、というかこういう美術館とか博物館とかに行くたびにやっぱり気になるのは、映え写真のための作品の消費。

並んで写真撮って、完全にフォトスポットだと思っている人がたくさんいる。

フォトスポットにされてる場所

↑の場所、マジでめちゃくちゃカッコよかった。ステートメントはちょっとよく分からないところはあったけど、なんとなく"精神体みたいなもので入る場所"的なイメージの作品だった。

俗世と対極にある、いわば1番フォトスポットとは真逆の場所。もはやそういう世俗的なお客さん含めての作品なのでは、とか思ってしまった。可能性はあるな〜とも思う。

……とかなんとかをこうやって書き、ふざけた写真も撮り、日記にしてる僕も全然偉そうに言える立場ではないのだけれども。

外観


美術館を後にしたのは16時過ぎ。綛村さんは自分の車に乗り、僕とまつりちゃんはうちの車に乗り、それぞれでニューエキスポのベースのしょうごくんの家へ向かった。

僕らは下道で1時間ぐらいかけてショウゴくんの家へ向かった。田舎道ばかりなのでずっと気持ちよかった。

ショウゴくんの家(大豪邸)

ショウゴ君はこの岡山の田舎に住んでいて、ちょくちょく大阪に来てはニューエキスポのスタジオに入ったりライブをしたりしていたのだが、今日この日から千鳥橋に引っ越してくることになっていた。

綛村さんはバンドメンバーとして、僕らは岡山に来たついで兼これからのご近所さんとして、ショウゴ君の引っ越しを手伝いに来た。ちなみにショウゴ君は千鳥温泉でも働くことになっている。

ショウゴ君の家は凄まじく豪邸だった。

玄関に応接間
この後ろの山も持ってるらしい

ショウゴ君はもう荷物をまとめ終えていた。応接間でゆったりコーヒーを1時間ぐらい飲み、5分ほどの積み込み作業をしたら終了。マジで一瞬だった。結局僕らの車にショウゴ君の荷物は一つも乗らず、綛村さんの車に全部入った。

もしかして僕らはいらなかったのでは……?とは思ったが、まぁ楽しかったのでよし。

ショウゴ君のお父さんにバイバイをし、僕らはまたそれぞれの車で出発。ショウゴ君と綛村さんとはそこでサヨナラだった。

バイバイ綛村さん!


ここからは千鳥橋に向かって車を走らせる。せっかく田舎の方に来てるし、道中でリサイクルショップに寄ることにした。店で使う機材を安く仕入れられないかな〜〜と思っていた。

いいものないかな〜〜とウキウキ"リサイクルショップ"と書いてる店に入ったのだが、UFOキャッチャーばっかり置いてあった。なんで?

謎のリサイクルショップ


気を取り直して別のリサイクルショップに入ると300円でギタースタンドが売ってた。ギタースタンドは買うものリストに入っていたので、即決で購入した。

そこからまたしばらく車を走らせ、兵庫県に入った辺りで「お腹空いたな〜」という話に。近くでご飯屋さんを調べてみると、かなり良さげなホルモン焼きうどん屋さんを発見。

こんなど田舎、時間も夜の22時をすぎた頃。本当にやってるのか……と半信半疑で店まで行ったのだが、ちゃんと空いてた。

ホルモン焼きうどん屋

ここも昼のカレーに続きめちゃくちゃ美味しいお店だった。鉄板に乗ったホルモン焼きうどんを、味噌だれにつけ麺みたいな感じで付けて食べる方式。食べたことないぐらい美味かった。

常連のおばちゃんがオレンジをくれて、お店の店長さんがサービスでハツのタタキをくれた。これもマジで美味しかった。

ホルモン焼きうどんとまつりちゃん

ここは本来居酒屋っぽかったのだが、僕らはうどんだけを腹一杯食べ、2人で1700円という激安のお会計。ちょっと申し訳なかったので「すんません、あんまり食べてないし飲んでないし……」みたいなことを会計の時に店長さんに言ったのだが、なにが?みたいな反応だった。

いらんこと言ったな〜と思った、ウザいやつみたいになってしまった。多分「来たんやからもっと飲んで食って売上上げろよ」みたいなのって、都会の思考なのかもな〜と思った。

店員さんとも常連さんとも仲良くなり、またいつか来たいな〜と思ったお店だった。

サービスでもらったハツのたたき


うどんを食べたら2〜3時間ほど車を走らせた。今日もなぜか僕は元気だったので、横でまつりちゃんを眠らせて運転した。あんまり眠くならなかった。

家に着いたのは深夜2時ごろ、割とフラフラだったが気持ちよかった。布団に入ったらすぐに寝た、色々充実した良い旅だった。

おやすみ、フィット君

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