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お金の話③ FIRE 未知の法則〜複利編〜

さあ、お金の話。何で資産運用なのか、等々を前回まとめました!ここからは、もう少し深い話を。
単利と複利の違いも、未知の法則も、色々あります!


【複利運用】

運用の方法には、単利運用と複利運用がある。
単利と複利の違いはきちんと押さえておきたい。
銀行、証券会社はその辺りの説明もないまま、商品を売ろうとするので、注意が必要。
単利運用=運用を始めた元本金額で運用を続ける
複利運用=投資で得た利益を加えて運用を続ける。

単利運用(年利5%)の場合
1年目1,000万円×1.05=1,050万円(50万円を配当に)
2年目1,000万円×1.05=1,050万円(50万円を配当に)
3年目1,000万円×1.05=1,050万円(50万円を配当に)

30年目1,000万円×1.05=1,050万円(総受取1,500万円) 

複利運用(年利5%)の場合
1年目1,000万円×1.05=1,050万円(50万円を元本に)
2年目1,050万円×1.05=1,103万円(53万円を元本に)
3年目1,103万円×1.05=1,158万円(55万円を元本に)

30年目4,116万円×1.05=4,322万円(増加3,322万円)

年利5%で30年運用をかけてみると、単利運用と複利運用では大きな違いが出る。
・単利運用=30年で1,500万円増加
・複利運用=30年で3,322万円増加

その差は1,822万円!元本1,000万の場合はこんなに!
と、いうことは、大事な資産を運用していく時には、単利運用ではなく複利運用をかけていくことが重要。

『何年で元本を倍にできますか?』
という質問が顧客から上がることが多い。
『複利運用の場合、72の法則で答えが出ます』
と答えると、知らない方が多いことに驚く。


72の法則とは何か。
《72÷年利=元本が2倍になる年数》=72の法則
過去の日本でも定期預金利回りが8%だった頃がある。
72÷8%=9年→9年で2倍に。
18年で4倍に、27年で8倍、36年で16倍。
複利運用の場合36年後には何と元本は16倍になる!
同様に単利運用で36年後に元本を16倍にするとなると、
1600%(16倍)÷36(年)=年利44%
単利運用で複利運用に並ぼうとすると年利44%が必要!
圧倒的に複利運用の勝ちです。はい。
資産形成には複利運用が必須ということになります。

以前の日本も、金利が高い時代があった。
30歳までに500万円貯めると、老後資金で1億円も可能だった時がある。
元本500万円が4,000万(30年複利運用後)になり、
加えて、年金(絶賛減少中)、退職金(絶賛減少中)があり、60歳で定年後に1億円以上の金融資産は作ることが出来ていた。
一方の今の日本は、
30歳までに500万円貯めると、30年後には501万円。
年金も減って、退職金も激減している。終わった。
だから、複利運用は必要だと思う。
何度も言うけど、時代は変わった。
お金は怖くない。きちんと対策。きちんと資産形成。

日本人のマナーリテラシーは低い。
預貯金が安全安心の時代は終わった。
複利の力をきちんと使うこと。
金融庁も『貯蓄から資産形成へ』と方針転換。
生存するだけでも老後2,000万円足りない。
まともな生活のためには4,000万円必要。


さあ、知識をつけましょう。行動しましょう。




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