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クラファンでよいと思った表現方法の考察

どうすればみんなに見てもらえる記事になるのか

自分は今、クラウドファンディングに挑戦をしており、その中で多くの人に支援をしてもらえるようなプロジェクトを立ち上げるにはどのような点に気を付ければよいのだろうか。
今回はCAMPFIRE内のプロジェクトでよいと思った表現や自分のプロジェクトにも是非取り入れたいと思う手法を考察していき、今後の活動の参考とさせていただこうと思う。

①感情を揺さぶり、引き込ませる

このプロジェクトは奄美大島の『あまミント』を栽培して島のPRをしたいというものである。
プロジェクト紹介ページの冒頭には奄美大島の綺麗な海の写真や世界遺産登録といったポジティブな内容が書かれていているため、『奄美大島行ってみたいな~』みたいな気持ちで見ていた。そして、勝手にほのぼのしたプロジェクトなのかなと想像していた。

山は高く・緑は深く・海は青く
2021年には世界自然遺産に登録された。
「4年後の奄美へ」ーあまミントで故郷奄美大島への恩返し

『ミントで奄美大島の島興し』新しい魅力をあまミントで全国の方へ届けます!

だが、そのあとにはプロジェクト起案者が体験した父との思い出とその父がなくなってしまうといった悲しいエピソードと『過疎化』、『人口減少』といった奄美大島が抱える様々な問題が語られていった。

高校卒業してすぐに父からは「早く奄美大島を出て島には戻ってくるな。奄美大島はだんだん過疎が進み滅びるかもしれん。お前は東京で頑張れ」と
卒業して1週間で島を出されました。
そんな島の将来を憂いていた父も4年前に他界、
島の現状はというと父が30年前に言ってた様に過疎が進み人口が減少。
低所得による離婚や自殺者の増加、生活保護の受給者は全国の4倍等、問題山積みただ美しいだけではない奄美の現状がありました。

『ミントで奄美大島の島興し』新しい魅力をあまミントで全国の方へ届けます!

このプロジェクトでは最初にポジティブな内容を記載して読んだ人を安心させて、そのあとに実際にプロジェクト起案者の実体験を交えた課題(ネガティブ)を提示している。こうすることで、読んでいる人の感情を揺さぶり、より課題に対する問題意識を強めることで引き込んでいるように感じた。
実際に自分は最初の綺麗な奄美の写真や綺麗な景色が見れるという情報を読み、奄美に興味を持ってから課題提示の部分を読んだのでこの課題を『どうにかしてあげたい』と思いながら読むことができた。

②なぜ??からの納得のいく理由

2つ目の良いと思った表現なのだが、こちらも1つ目に挙げたプロジェクトの中にあった。
1つ目の『感情を揺さぶり、引き込ませる』の後に、この奄美大島が抱えている課題を解決するための手段が↓に引用してあるようにミントだというのだ。

観光と紐づく仕事が多い島の仕事は大変な思いをしていました。その状況を見て島では観光に左右されない新しい仕事やブランド、そして島の新しい魅力が必要だと考えました。その中で導き出した答えが「ミント」でした。
なぜ、あまミントなのか

『ミントで奄美大島の島興し』新しい魅力をあまミントで全国の方へ届けます!

『なんでミント??これらの課題をどう解決するの??』と初めて見たときには思った。だが、関係ないものかと思ったら実はしっかりとした意図があり、読んでる途中で『ああ、なるほど』と納得がいき、とてもすっきりとした。
このように最初は直接的な繋がりがわからなくても、読んでいる人を納得させるほどの明確な理由を提示できればプロジェクトに共感をしてもらえるのでこのような表現方法もありかもしれない。ただ、納得させるだけの明確な理由を提示できなければ疑問を生んでしまうので気を付けなければならない。

③独自の背景画像を使っている

このプロジェクトは和紙の材料である”トロロアオイ”の生産者減少を食い止めるために、全国に”トロロアオイ”を広めるためのイベントや活動をするための資金調達を目的としたものとなっている。
良いと思った表現は強調したい点やポイントを和紙を使った独自の背景画像を使用している点でこれを用いることで何をしているプロジェクトなのか一目でわかるという点である。
やはり、視覚的にそのプロジェクトがどんなことをコンセプトにしているかわかる。文字だと直感的にどんなプロジェクトなのか判断しにくいが、背景画像やイメージキャラクター、アイコンを用いることで直感的にプロジェクト内容が判断することができる。
そのため、独自の背景画像やイメージキャラクター、アイコンを用いることも一つの手である。

生産不足の手漉き和紙の原料“ねり”をみんなで育てて! 和紙職人の生まれ故郷「小川町」から和紙を世界へ


④リターンが面白い、自分のスキルを活かしている

次のプロジェクトは学校に馴染めない子供たちのためにオンラインプログラミング授業を提供するというものである。
このプロジェクトのよいと思ったところはリターンに自分のスキルを活かしているという点だ。
プロジェクト起案者の方が支援をしてくれた人に対して直接、ZOOMでの質問に答えるというリターンが面白いと思った。自身のプログラミングの知識を最大限に活かせるというのはよいアイデアだと思うし、そのリターンで自分のスキルを支援者にアピールできて、満足した内容だったらその支援者の口コミやレビューなどで更に支援者を増やすことができる。それに加えて、クラウドファンデング後に自身の子供をレッスンに通わせようと思う支援者も増えるかもしれない。

通常の学校に馴染めない子たちにオンラインプログラミング授業を提供したい!


このようにリターンを返して終わりと考えるのではなく、そこから更に支援者を増やすことやクラウドファンディング終了後のことも考えてリターンを設定することも重要なようだ。

⑤感覚的に直感的にプロジェクト内容がわかる

このプロジェクトは旅行ガイドブックをプロジェクト起案者本人が自転車で北海道をまわりながら制作するというものだ。
このプロジェクトの良い点は文章中心で説明をするのではなく、図や定量的に従来との比較やプロジェクト内容を紹介しているので直感的にそして感覚的にどういう姿を目指しているのか他とはどう違うかがすぐに理解できた。
下のような図を用いればほかのプラットフォームとどう違うかが理解しやすいし、定量的に比べるとどのくらい違うのかということが明確に理解できる。このように感覚的に直感的にプロジェクト内容がわかれば、プロジェクトの良さを読み手が理解し、共感に繋げやすくなるのではないか。

今までにない旅行ブック、【旅スラ】で日本の未来を旅する!
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今後に向けて

今回はどうすればみんなに見てもらえる記事になるのかという点について考察をしたが、良い記事はただプロジェクト内容を淡々と伝えるだけではなく、良い表現方法を使うことで読み手が共感を持てるような工夫をしていた。
共感を得るためにはまず、読み手の感情を揺さぶるような自身のエピソードや強い思いを語り、それを明確に伝えるための根拠を明確に表現をする必要があると思った。


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