お先真っ暗と真っ白


学びを楽しく教育エンターテイメント
いーちゃんこと、岩崎弘資(こうすけ)です。


今回は『お先真っ暗と真っ白』についてお話していきます。

「お先真っ暗」は「不安」「どうしよう」「怖いな」という言葉をイメージする人が多いかと思います。

反対に、「お先真っ白」という言葉は存在するかわからないですが、
明るい道筋を示していくために先の話をする、ということです。

コミュニケーションやチームビルディング、物事を進めていく上でぼくが気をつけていることですが、この「先行きが見えない」という気持ち、怖いというよりかは「何の意味があるのかな」という印象です。

当然、先が見えたり、多少は知りたいと思う人の方が多いですが、
ぼく自身は先の話を「行けば分かる」と押し通していた時期がありました。

会話がうまくできず未熟で、「行けば分かる」ということを多用して
ごまかしていた時期もあります。
もちろんそれでよい人もいますが、お先真っ暗という状態になって
足を運びづらい人がいる、ということがわかりました。

先のことをある程度話して、その人が腑に落ちるまでコミュニケーションを取りますが、この時に気を付けていることがあります。

世の中には様々な人がいて、「お先真っ暗」が嬉しい人もいます。

「映画の内容をとにかく知りたくない」
「予告すら見たくない」
「ポスターすら見たくない」
「ヒントが出てしまうから先は見たくない」

何も調べずに物事を見ていきたいタイプ
何が何でも調べつくして先が見えている状態でも
確認するかのように進んでいくタイプ
の両極端がいます。

基本的には「そこそこ調べたい」という中間層の人が多いです。
映画にたとえると「内容は知りたくないけど予告は見たい」
「ポスターはじっくり見ます」という人です。

ポスターや予告すらまったく見ないで行く人と、
全部観る人の2人が突出しています。
基本的に突出している人が少数派で、中間層が多数派です。

その中でも5段階にすると「右寄り」「左寄り」、
様々な物事で両極端にいて、ある分野ではものすごい右に特化していて、
ある分野ではものすごい左に特化している。
このような形で社会は成り立っています。

そのときに「何にも知りたくない」という人に情報を与えると
嫌な気持ちになりますし、すべての情報が知りたいという人に
「行けば分かる」というと「は?」となってしまいます。

その人に適切なアクションができればよいですが、
できないパターンの方が多いです。

たとえば顔を見ただけで「この人は右脳派だ、この人は左脳派だ」と判断できる人は、このときに適切な言葉が投げられると思いますが、ぼくはそういうことがわからないタイプです。

ぼくはどうしているかというと、ある程度情報を出したり、何も知りたくない、隠したままでいてくださいという人には、うまく情報を出さずに自分で知れる範囲だけ知れるように情報を出して、先に進むようにしています。

つまり、計画的に話を組み立て、前進できるよう話しつつ、情報を出さずにうまく自分で体感や経験ができるように話しています。
場合によっては失敗談を聞きます。
失敗を楽しめるタイプなのか、楽しめないタイプなのか。

楽しめるタイプの人には現場を経験して、嫌な思いを味わって、
「自分でどう乗り越えていけるかやってみな」というようにやっています。
「そのかわり、あとでこんなことがあったとか文句言わないでね」
と話しています。

知りたいという人は、「しっかりと勉強してから現場に行きましょう」と、
ちゃんと疑似体験をたくさんしたことによって、乗り越えていきたいタイプの人もいます。

車の運転にたとえると「なんでもいいから早く運転したい!」というタイプ、「今から運転して大丈夫かな?どうかな?」というタイプです。
自分がどちらのタイプなのか、ある程度知っておくと、教えてくれる側の人もうまく対応してくれます。

どちらかといえば理屈で説明する方が難しいので、理屈でうまく説明できる人に相談した方がよいです。
自分が知って理解したいタイプであれば、一番知っていそうな人と何度もコミュニケーションを取って、自分は進むというタイプだということを知っておくとよいです。
ただ、自分が説明できないにも関わらず、知っているかのように話してしまい、変に相手に伝わるとコミュニケーションのすれ違いが起きます。

結果を出している人の方がより理屈で説明できますし、全体像が見えている人、より中心にいる人の方が、情報は正確で詳しいです。

自分のタイプを理解しつつ、相手のタイプも決めつけない。
当たり障りなく中間のところから話を進めていき、最後はどちらかに特化させていく。
このような形でコミュニケーションをつくっています。

ぜひみなさんも、コミュニケーションに悩んでいるときは、
「こういう人から情報を取った方が、気持ちよく進める」という聞き手としての自分を理解しましょう。
その上で適切な人に聞くと、不快な思いをせずに進めるので、よりよい選択ができます。

◆まとめ
・自分のタイプを理解する
・タイプに合った人に話を聞く


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