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ヤマニの柚子湯

12月21日(水)に小杉湯で開催される"ヤマニの柚子湯"

"ヤマニファーミング"は、東京都武蔵五日市で活動する会員制の農業コミュニティです。日々試行錯誤しながら、生物や環境になるべく負担をかけない農業に挑戦しています。今回は、小杉湯学生企画チームBUKU BUKUのメンバーがヤマニの活動を体験させて頂きました。今回のお風呂に使用している柚子は、その際に武蔵五日市にて収穫を行ったものです。

柚木の収穫中

柚子の木は高く聳え立っており、枝も鋭く、近くで見ると荒々しい姿をしていました。低いところにある柚子は簡単に採れますが、高いところにある柚子は枝切りバサミを使用して収穫しました。一個一個狙いを定めて取るため手先や目の奥まで疲れてきます。枝切りバサミもコントロールが難しく、採れたと思った柚子を落としてしまったりと大苦戦でした。

ひっそりと実る柚子

収穫した柚子は1つ1つ大きさも形も微妙に違いがあり、カゴに揺られる様子が何だか愛おしかったです。ただ、柚子で埋まったカゴはとても重いので運ぶのにも一苦労でした。この様な作業を高齢の方々でおこなうのは本当に大変なことだなと実感しました。また収穫しきれない柚子は熟しすぎてしまったり痛んでしまうと食材として使用する事が出来なくなってしまうので、放置しておく事が出来ません。農村では収穫作業ひとつとっても地域の人達の助け合いが必要になってくるのを感じました。とはいえ、当然収穫しきれない柚子も出てきてしまいます。こういった課題に対して、小杉湯メンバーが関わることで今後何か出来る事がないかと、ヤマニの方々と熱いトークを交わす事が出来ました。

箱に詰まった採りたての柚子

収穫が終わるとカゴを軽トラックに積んでヤマニの畑に持って行きました。いよいよ柚子を小杉湯に持って帰る準備です。1つ1つ数を数えてダンボールに詰めていきます。「これが小杉湯でどの様なお風呂になるのかな〜」、「香りはちゃんと出るだろうか」やはり自分達で収穫を行った柚子なので、お風呂への想い入れも自然と強くなっているのを感じました。

棘が刺さりそうで恐る恐るハサミで収穫

日頃、小杉湯にやってくる農産物や"もったいない風呂"の原料もこうして元を辿れば、そこには必ず生産者さん達の存在や直面している地域の課題があるのだなとしみじみ実感する事が出来ました。最終的にお風呂の仕込みを行うのは小杉湯スタッフですが、お風呂になるまでの過程には様々な人達が関わっており、まさにワンチームでお風呂をつくっています。これからも生産者の方々の想いを丁寧に紡いでいきたいものです。それが小杉湯が定義する"きれいで、清潔で、気持ちのいいお風呂をつくる環境"を今後も続けていくことに繋がっていくのだと思います。

ところで”ヤマニファーミング”という農業コミュニティ。冒頭で少し触れたものの一体どういう活動をしているのか、わからないですよね…。ご安心下さい!ヤマニの取り組みについては1月以降ゆっくりご紹介させて頂きますので、お楽しみに。

それでは、どうぞごゆっくり"ヤマニの柚子湯"をご堪能ください。

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