ゴキブリのいごきぶり(動きぶり)
いきなりですが、子どもに頼まれてゴキブリを生け捕りしたことあります。まあ日本中探してもこんな人まれやな、と自負(自慢)。透明な少し高さのある丸い蓋をゴキブリの上からパンとかぶせましたら、まあそのゴキブリのいごきぶり(動きぶり)!!バターになるぞの勢いで、見えへんぐらい超ぐるぐる回る回る。逃げられないよう蓋を押さえるの必死。よく頑張った私。
さて、今日は私の子どもの不登校イリ(入り)についてのお話です。きっかけは、中学で入った部活での出来事。「なんかなー、部活の先輩がなー、すごい厳しいねん」。まあそれはよくある話、でもきつい先輩が多いらしく、「あいさつの声が小さいだけで注意されるねん。元々大きい声出しにくいのに。他にもいろいろ気に入らんこと説教される」と。
それがだんだん「クラブに行きづらい」となり、夏休みからはクラブに行くふりをして行かず、の日々が始まりました。なんとか夏の行事には参加したものの、やはり2学期の始業式後もクラブに行かず、次の日「学校に行きたくない」となりました。「なんでクラブ行かへんねん」という同級生の目もつらかったらしく。
その翌日はなんとかしぶしぶ学校へ行きましたが、やはり「めっちゃしんどかった」と。そして次の日、「やっぱり行かれへん」と玄関で泣き崩れました。その姿を見て、さすがに「それでも行け」とは言えず。遂に、その後本格的に学校へ行けなくなりました。
当初私は途方に暮れました。自分にそのような経験がなく、周りにもそのような子どもがおらず、一体どうしたらいいのかさっぱり見当がつかず。担任は、右も左もわからない24才ほやほや新任。学校は何もしてくれない、何も教えてくれない。そこで私は仕事を休み必死でパソコンに向かい「不登校」のキーワード検索。そして、ようやく相談できそうなところを見つけ、子どもと行きました。
その相談に乗ってくださった担当者がたまたま良かったんですね、運良く。私も不安な気持ちを落ち着かせられ、子どもも気さくにいろいろ話せたみたいです。何より、子どもの得意なことを宿題で出してくださり、毎日子どもはその宿題に生き生きと取り組み始めました。せっかく家に居るんやから、と私からは本を読むことと、家の手伝いもお願いしました。
当時私はフルタイムでがっつり仕事をしており、仕事辞めようかと随分悩みました。でもその結果一日中一緒に居ることで、子どもはかえってしんどくなるんじゃないかと。不登校だった子を持つ友人も「仕事はやめたらあかんで」と言ってくれて。私は私の人生をしっかり生きて、その姿を子どもたちに見せたかったこともあり、会社には現状を話して短時間勤務にしてもらいました。
子どもが昼夜逆転になることだけは避けたくて、私は学校の別室に毎日行かせることにしました。なんとか朝定刻に起きて、夜寝る生活を守りました。
次回は、その後の子どもの変化について、お話したいと思います。
~今後のアップ予定内容~ 週1回以上のペースでアップ予定です
「私の子どもの不登校経験談」、「不登校になる子どもの様々なパターン」、「不登校になった子どもに伝えたい思い」、「保護者に伝えたい思い」、「見えてきた日本の教育の問題点と提言」、「こんな場合どうしたらいい?不登校の傾向と対策」、「皆さんからのご質問に対するQ&A」、などなど
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