舌ヤケドしたんやけど

昨日初めて食べました、チビキというお魚。その名の通り、身は血のように真っ赤。でも刺身は鯛の様で超美味。カマでみそ汁も作りましたら、これまた絶品。「超うまいで」と言うと、息子がみそ汁をすすってひと言、「舌ヤケドしたんやけど」。思わず「えええっ!」と叫ぶと、「って言うダジャレすごくない?」。完全にはめられたので、今日はそのネタ、題名にパクッてやりました。

さて。不登校の子どもあるある第二弾、今回テーマは「家から外にでないんです、運動不足になりそうです、どうしたらいいですか?」というお悩みです。うんうん。ある意味そういうときは、心の充電中です。しばらく家から出なくなるのは、不登校になりたての子どもにとっては必然であり、あまり焦るとよくないです。充電ができてきたら、徐々に変化が訪れるはず。

ですので、あまり外野が「もっと外出て運動した方がええんちゃう?」的なことを言うと、確実にうっとおしがられて、余計に家から出なくなるのが関の山。子どもを家から何とか出そう精神見え見えの作戦は、失敗します。

うちの子どもも不登校なりたての頃は家から外に一歩も出ませんでした。知ってる人に会いたくない。絶対に。なので、外出するなら夜中でした。相談には、夜9時から行ったりしていました。その結果、元々の運動嫌いもあって、超運動不足に。で、うちの場合はさっぱり背が伸びず。まあこれはしゃあないです。

その後、一年ぐらい経ってから、徐々に外出できるようになりました。少しずつ、です。周りが焦ってしまうと、本人が敏感に気づいてしまい、逆効果になりますので、本人が外に出たくないのに無理やり、というのはちょっと避けた方がいいですね。

そうは言いましても、今は工夫すれば家に居ながらにして、いろいろ運動することができます。某会社の運動しながらできるゲーム機もありますし、今年はコロナにより、ユーチューブなどで運動を一緒に教えてくれる動画もたくさん出てきました。楽しみながら運動できますので、「こんなんあるで」と、親御さんが楽しくやっている姿を子どもに見せるのも手だと思います。ただし無理にさせるのではなく、あくまでも子どもがやる気になるのを待ちましょう。

「部屋から出てきません」もよく聞く不登校あるあるです。さすがにトイレには出てくるけれど、風呂にも入らない、部屋から出てみんなとご飯を食べない。この時も無理に部屋から連れ出すのはご法度です。この時の要注意点はただ一つ、「毎日一回以上ちょっとでもご飯を食べているか」。部屋の中ででも、ご飯を毎日食べているようであれば、まあOKです。風呂も、何日かに一回とかで入っていればOK。あまりとやかく言わずに、子どもの心が充電されて満たされるまで、しばらく待ちましょう。

次回も、「こんな場合どうしたらいい?不登校の傾向と対策」の第三弾をお送りします。

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