⑫ありのままに生きようとしたありは

ありのーままでー姿見せるのよー♪と言う歌を聞くと、いちいち題名を思い出す昭和生まれの私。ありのままに生きようとしたありは → ありのままだった。という。

さて。やっぱりな、という感じですけど、子どもたちの一斉9月入学は早々に見送られました。この話、高校生の訴えから始まったと思いますが、結局決めるのは大人、大人の都合で決まる。子どものことなんか考えてへんやん。

私はこの大人の都合や思い込みに合わない子どもたちが、学校に合わない=不登校になっていると考えます。子どもが学校に行かなくなる理由は様々ですが、結局子どもにとって居心地の悪い場所になることが原因。多少嫌なコトがあっても、それを上回る楽しいコトがあれば、子どもは学校に行くはずです。

私がこれまで見てきた、子どもが学校に行かなくなるパターンは、だいたい以下の5つにまとめられます。

①友達先輩後輩との関係悪化(みんなと仲良くしなければならない、一緒にクラスで授業をうけるべき、部活をすべき、という大人の思い込み)

②先生との関係悪化(子どもは先生に従わなくてはならない、という大人の思い込み)

③授業との不マッチング(授業が分からない子、つまらない子も一緒に授業を受けるべき、という大人の都合)

④学校規則や行事との不マッチング(規則正しい生活をすべき、校則を守るべき、行事は全て参加すべき、という大人の都合)

⑤家族との関係悪化(親の言うことは聞くべき、学校には行かなければならない、という大人の都合、思い込み)

これらの関係でつまづいた子どもたちは、何らかの体調不調をきたし、学校に行けなくなります。起立性調節障害なども、自律神経の調節の乱れから起こります。

しかしながら、学校へ行けなくなった子どもたちには、自分を改めて見つめ直す時間ができます。この時間は、とても貴重です。今の子どもたちは忙し過ぎて、自分は何が好きで、将来どんなことをしたいか考える暇がありません。そして、自分を惑わすような情報が怒涛のように毎日スマホからあふれ出てきます。余計な情報にさらされず、ぼーっとする時間も必要なのです。

次回は、不登校になった子どもに伝えたい私の思いについて、お話したいと思います。

~今後のアップ予定~

「見えてきた日本の教育の問題点と提言」「こんな場合どうしたらいい?不登校の傾向と対策」「皆さんからのご質問に対するQ&A」などなど




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