読書ときどき音楽も#87

「バスカヴィル家の犬」アーサー・コナン・ドイル/日暮雅通訳(光文社文庫)※電子版

 忘れた頃にしれっと続く、シャーロック・ホームズシリーズ第5弾。長編だけれども、人気の高い作品なのでネタバレとは言わなくてもモチーフにした作品やオマージュ、パロディなどでうっすらと知ってはいたけれどやっぱり読むと面白い。というか出てくる人物が全て怪しいので、鈍い自分には真犯人がすぐに分からずへえーと感心したぐらいである。途中ホームズが離脱していてワトソンが単独で推理していく部分にやっぱり只者じゃなくなって影響受けてるなあとも思い、やはりバディものとしても傑作であると思う。  
 幼い頃、アニメ(なぜか犬の姿になっている)を見ていたのだが全然ストーリーを覚えていないのが今となっては悔しい。これを機にコミックや映像でも見てみたくなったが、まだまだシリーズも折り返し地点。現時点では「恐怖の谷」の途中で止まっているので、何とか今年中に読了して色々な派生作品を読みたいのだけれど…いかん集中集中。

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