読書ときどき音楽も#105

「ナガノのくまの本3 もぐらコロッケの苦悶」ナガノ(講談社)

 年末に家族が帰省し、そこで「マレーグマ(実在の動物ではなく「ちいかわ」作者のナガノさんが描くキャラクター)」のすばらしさを力説され、参考画像も見せられ、元々「ちいかわ」のファンということもあって興味本位で公式の過去作品やファンによる考察動画なんかを見ているうちに「マレーグマ」よりも「もぐらコロッケ」が激しく気になってしまい、先日出た最新刊に手を出してしまったのであった。さすがに今旬の作者の作品でも「ちいかわ」が全ての巻が増刷されているのに対して、こちらの「くまの本」は既刊の1~2巻は近所の書店では発見できなかったので3巻からだと分からない部分もあるが、読み終えて思った感想は「思っている以上にやべえ作品だコレ…」である。ネタバレは避けるが、とあるもぐらコロッケが自分のしでかしたことについて記憶をねつ造するが、結局は…下手なホラーよりも恐ろしいなあと思った。そしてこの先沼にはまる自分の未来も見えて来たのであった。いつか「ナガノ展」に行ってみたい…チケット完売だったから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?