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理解させる気ないよね

あまりに忙し過ぎるせいか、またにボーっとYOUTUBEを見ている時があり、「はっいかんいかん」と我に返りまた仕事するというのを繰り返しております。#現実逃避

こんにちは、コッシーです。


さて、介護報酬の改定までもう半月を過ぎ、ここにきて厚労省から解釈通知が正式に発表されたり、4月1日までに加算の申請を行う必要があったり、利用者や家族に対して変更に関する同意書をもらったりと、めちゃくちゃ慌ただしくなってきました。

うちは通所介護、訪問介護、居宅介護支援そして福祉用具貸与を運営しており、うちのような弱小企業でもヒーヒー言ってるのに、もっと大きい法人さんなんかはきっと地獄のような思いをされてるだろうなと思っています。#お互い頑張ろう!

介護報酬が改定されるということは、新しいルールや運営基準や加算などが新設されるということで、それはつまり新たな事項に関して理解をしなければならないということになります。簡単に言うと勉強しろよってことです。



その勉強をするために参考とするのが厚労省からの通達になります。3月16日に厚労省が公表した介護報酬改定の解釈通知はページ数にしてなんと947ページあり、もちろん自社の事業と関係のないページもありますが、なんせ目次がないため、関係あるかないかを判別するのにもざっと目を通していく必要があります。

参考というか、この解釈通知が答えと言っても差し支えなく解釈通知を制する者が介護報酬改定を制します。これは間違いないと思います。

ただこういう公的機関が発表する資料というのは、非常にお堅い文章になっておりまして、端的に言うと超絶ムズいんです。#語彙力

僕の文章理解力が無いせいか、解釈なのにどう解釈したらいいか分からない事項が多すぎるんです。また、極力横文字を使わない方針なのか、「いつの時代だよ!」っていう日本語を多用していることもまた理解を難しくしていると思います。

例えば、【文書の取り扱いについて】という項目の保存方法の箇所では、以下のような文章が書かれています。

作成された電磁的記録を事業者等の使用に係る電子計算機に備えられたファイル又は磁気ディスク等をもって調製するファイルにより保存する方法(原文ママ)

これ1回読んだだけで理解できる人いますか?とりあえず僕の頭では無理でした。まず【電磁的記録】って何なんでしょうか。触るとビリビリする罰ゲームのような記録でしょうか?

調べて見ると、「電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することのできない方式で作られた記録のこと」ってウィキペディア先生に記載されていましたが、ますます意味が分かりません。

しかしさすがはウィキペディア先生です。その後の記載に「つまりデータのことを指す法律用語の一つ。」とありました。電磁的記録=データということなんですね。勉強になります!ってもうそこはデータでよくない?

さらに【電子計算機】とは一体何者でしょう。なんとなくアレのことかなぁと予想をしておりますが一応調べてみると、「演算 , 判別 , 照合 などの 情報処理 を 高速 で行う 電子機器。いわゆる  コンピュータ ( computer )が これに当たる」と記載されており、予想通りの結果でした。#いやマジでコンピュータでよくない?

最後に【調製】ですよ。調整じゃなくて調製ですよ。聞いたことあります?全然意味が分からないので調べてみると、「 きまりなどに合うようにととのえてつくること。注文に合わせてこしらえること」ということみたいです。

分かったような分かってないような感じですが、これらの意味を踏まえまして、僕が勝手に解読した今風の文章がこちらです。

作成されたデータを事業者が使用するコンピュータ内のファイル又はDVD-RやCD-Rなどを用意して保存する方法

となると思います。

どうですか?こうやって書くと1回読んだだけで、「ああ、データはPCかDVDとかに保存すればいいのね」となりませんかね。


これはあくまで一部の例ですが、ほぼ全てのページがこんな調子なんです。旧石器時代の日本語のような意味が分からない単語多く、解釈の解読に時間がかかっております。#解釈って解読するもんだっけ

おそらく厚労省としては僕ら介護事業者にすんなり理解させる気は全くなく、天空から僕らが苦しんでいる様子を見てニヤニヤしているに違いありません!#ドS

僕らに理解させる気がないのであれば、せめてもう少し早く解釈を発表して欲しいし、こんなにギリギリのタイミングで発表するのならもうちょっと分かりやすく記載して欲しいと心の底から思っています。

でもこの解釈の文章を作成している厚労省の担当の方もきっと大変だった思うんです。

「ええと『データを』と…いや違う『電磁的記録を』だ。『コンピュータに』と…いや違う『電子計算機に』だ。ああもう!めんどくさい!!」

という嘆きが聞こえてきそうです。厚労省も作成が大変で僕らも解読が大変だとしたら、もう難しい日本語を使う意味はないと思うんですよね。

鎖国しているわけじゃあるまいし、電磁的やら電子計算機やらそんな変てこな言葉じゃなくてデータとかコンピュータとか日常的に使っている言葉を記載しても問題は全くないと思いますけどね。


さてさて、介護事業者の皆様におかれましてはおそらく今必死で作業を進めていると思います。僕も脳みそから血を出しながら頑張りますので、皆さんも頑張ってください!!


現場からは以上です。それではまた。

コッシー

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