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天罰

入居者のご家族から大量のみかんが送られてきたので毎日1個ずつ食べているんですけど心なしか手が黄色くなったような気がして、元に戻るのか実は不安で仕方ありません。

こんにちは、結構みかん好きなコッシーです。


さて、先日3回目のコロナワクチンを接種しました。3回目のワクチンは噂によると副反応が結構しんどいと聞きます。うちの職員でも先だって3回目を打った方がいるんですが、2日間高熱にうなされたとのことです。

僕はこう見えてなかなかの健康優良児でして、病気もしなければ風邪一つ引きません。バカは風邪引かないと言いますが、バカって言うヤツがバカなんですよーだ!バーカ!バーカ!#ブーメラン

そんな健康優良児の僕ですが、2回目のワクチンの際は副反応が出まくりで高熱や身体の節々の痛みに悩まされました。ワクチンに反応しがちな僕のことを他のスタッフも心配しており、3回目の接種後にお休みを取ったらどうかと聞いてきてくれました。

本当にありがたい心遣いで、その優しさに甘えても良かったんですが、僕は愛知県屈指の鉄の心の持ち主です。病は気からと言います。自分が大丈夫と思えば大丈夫なのです!

スタッフからの申し出を丁重に断り、3回目のワクチン接種の後も普通に出勤することにしました。


そして迎えた当日。

3回目のワクチンはモデルナでした。一説によるとファイザーよりもモデルナの方が副反応が出やすいと言われます。しかし鉄の心の持ち主に僕には関係ありません。ファイザーだろうがモデルナだろうが負ける気はしませんでした。

左腕にプスっと打ってもらいました。2回目よりも痛くなかったような気がします。その日は特に発熱もなく体調不良もありませんでした。

次の日でした。

話のオチからするとめちゃくちゃ体調不良になったと思われるかもしれませんが、拍子抜けするほど体調は万全でした。発熱もありませんし、頭も痛くありません。

なんならいつもよりも調子が良いんじゃないかと思うほどでした。やはり気持ちが大事なんだと思います。僕の鉄の心がワクチンの副反応に勝利した瞬間でした。

意気揚々と職場に行きました。心配してくれたスタッフに大丈夫だったと報告しました。するとスタッフ達は「なんだ心配して損した」「大丈夫なら普通に働けますね」「バシバシ働いてください」と昨日までのハートフルな対応が嘘のように冷たく足なわれました。


実際身体は絶好調だったので全然良いんですけど、全く心配されないとそれはそれで寂しさを感じてしまいました。普段扱いが結構厳しいだけにこういう時には心配して欲しいじゃないですか。無理しないでくださいとか言われたいじゃないですか。

体調は万全でしたが、咳をゴホゴホしたり無駄にハァハァしたり、ちょっと動いただけでフゥーっとか言ってみたりしました。するとそれに気づいたスタッフの1人が「やっぱりキツイんですか?」と声を掛けてくれました。


「いや…だ、大丈夫…ふぅ…はぁ…(*´Д`)」


キツくも何ともありませんでしたが心配されたのが嬉しくて思わせぶりの返事をしてしまいました。するとスタッフ達がすぐに話し合ってくれてシフトを変更してくれました。


「コッシーさん、今日はもう帰ってください。そして明日も休んでください。ここで無理しても仕方ないですから」


心配されたかったとは言えまさかお休みにしてくれるとは思わず、みんなの優しい気持ちが本当に嬉しくなりました。しかし体調は全然悪くないですしむしろ絶好調のためこのまま休むのは申し訳が無さ過ぎます。


「いや大丈夫だよ。休むほどじゃないから。ありがとう!」

スタッフからの優しさに包まれながら続けて仕事をしようと思いました。パワーを注入してもらい何だかいつも以上に頑張れそうです!

と思いましたが、スタッフからは「さっきもそう言ってましたが辛そうだったじゃないですか!いいから帰ってください!体調悪いまま仕事されても迷惑ですから!」と言われました。

さっきまですごく優しかったのに割と怒り気味で言われて僕も反論できずにお言葉に甘えて帰宅することにしました。体調万全なくせに。


まぁでも普段鋼の連勤術師としてせかせかと働いているのでせっかく頂いた休みだったのでゆっくり休ませてもらいました。

さすが仮病で次の日までは休ませてもらうのは申し訳ないと思いましたので次の日から普通に出勤しようと思いました…が、次の日熱が上がり身体の節々にも激痛が走り、結局休むことになってしまいました。

体調が万全なくせに仮病を使って心配させようとした天罰が下りました。倦怠感と罪悪感に苛まれながら布団の中でうなされたのでした。


バカは風邪を引きませんが、みんなに嘘をつくような大バカ者は副反応という罰を受けることになります。気を付けてくださいね。


それではまた。

コッシー

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