【三色団子のような人】
誰が持ってきたのか分からないけど、うちのデイサービスに大きな三色団子のおもちゃがあった。
面白がってそれを利用者たちに見せていると、ある利用者が三色団子に込められた意味を教えてくれた。
ピンク色は桜の咲く春、白色は雪の降る冬を、最後の緑色は新緑が生い茂る夏をそれぞれイメージしているそうだ。
「へぇ、秋は無いんですね」
その質問を待っていたとばかり利用者が得意気に話す。
秋がないのは【飽きがない】という意味で、つまりいくら食べても飽きないという商売繁盛を願った団子屋さんのユーモアだということらしい。
また別の利用者が色の順番についての意味を教えてくれた。
三色団子の色の順は【大地】を表わしているらしい。
ピンク色は空に登る太陽、白色は地面に少し残る雪、そして緑色は残雪の下に芽吹く新芽を表しているみたいで、それが全て【大地】で繋がっているとのことだ。
いくら食べても人々を飽きさせないたくさんの魅力があって、そして太陽や雪や新緑などの全ての自然を繋げている大地のような三色団子。
そんな三色団子に僕はある人を重ねた。
その人の記事は本当に多彩で飽きるどころか毎回楽しい気持ちにさせてくれる。
またその人をフォローしていたきっかけで仲良くなった人が何人もいる。こうやって何人のnoterさんを繋いでくれている、まるで大地のような存在。
本当に三色団子のようなその人は名前まで三色団子みたいで、というか団子そのものだったりする。
そう、その人はおだんごさん。
利用者から三色団子の意味を教えてもらった時、僕はおだんごさんが頭に浮かんだ。
僕がおだんごさんに初めてコメントしたのがこの記事だった。
おだんごさん初めての創作小説で本当に素敵な作品だ。
この存在を知るきっかけをくれたのがれおさんとくまさんだった。
僕が初めての創作に挑戦した時に、「おだんごさんの創作が本当に素晴らしいので良かったら読んでみてください」と同時にお二人から勧められた。
お世辞でも何でもなく、読んでみて僕は衝撃を受けた。
すぐに作品に引き込まれて全8話を夢中で一気に読んだ。
物語は主人公りょうたがじいちゃんが営むミックスジュース屋さんを引き継ぐところから始まる。
じいちゃんやにこちゃん(ばあちゃん)、そして店に訪れる様々な人達と心を通わせてく中でりょうたが人として成長していくとてもハートフルな物語だ。
こんなところでその素晴らしさを全て語れるはずがなく、是非とも読んで欲しいと思う。
僕はこれを機会におだんごさんの記事を拝読するようになった。
おだんごさんの記事は毎回趣向を凝らしており、本当に読み手を飽きさせない。
かと言って読み手に忖度をしているわけではなく、自分の気持ちを自分の書きたいように丁寧に紡いでいる。
だから文章がとても本質的で寄り道せず真っすぐに僕の心のやらかい場所を締め付けてくる。
記事を読んで、拍手をするほど喜ぶこともあれば、こぶしを握るくらい憤ることもある。涙腺がバカになるくらい泣くこともあれば、声を出して笑っちゃうこともある。
きっとおだんごさんの書かれる記事はおだんごさんの本心が詰まっていて、だから読んだ僕らはいちいち感情移入するんだと思う。
そんなおだんごさんの記事には僕ような人がたくさん訪れている。
そりゃ繋がるに決まっている。だってみんなおだんごさんが好きなんだもの。
おだんごさんのおかげで仲良くなれた人たちは全員素敵な人達ばかりだ。みんなおだんご大地の養分をもらってるから当たり前なのかもしれない。
おだんごさんの記事を読み始めて1年が過ぎた。
今も変わらず僕はおだんごさんの記事が更新されるのを楽しみにしている。
そしてこの先もまた素敵なおだんごさん好きと繋がっていくんだと思う。
三色団子みたいなおだんごさんにこれからも楽しませてもらおうと勝手に思って、勝手に書かせていただいた。
そんなおだんごさんは今ダイエットを頑張っている。
なんと東京スカイツリーと同じ高さの山への登頂を目指しているそうだ。
見事登頂出来たら山頂の景色をシェアしてくれるらしい。
頑張って欲しいけど、たとえ途中で諦めたとしても可愛らしくておだんごさんっぽい。
もうどっちに転んでも面白いしかない。
本当にこの人は僕らを飽きさせないな(笑)
と思ってたら、どうやら登頂に成功したみたい。やっぱりすごい人です、おだんごさん。
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