クリスマス会もビンゴ大会も無いけど
お休みの日は、息子の登校について行くのですが、先日息子の後ろをポケットに手を入れて歩いていたら、旗振りのおばちゃんから「そこの僕!ポケットから手を出さないと転んだ時危ないよー!」と怒られました。大人なのに。
こんにちは、コッシーです。
さて、先日東京のコロナ感染者が800人を超え、1日の最大感染者数を記録しました。
ほんの数か月前までは、200人を超えたことに恐怖を覚えていたのにその4倍を記録するまでになってしまいました。
僕の住む市でも連日二桁の感染者が確認されており、また付近の介護施設でクラスターが発生したり、感染が発生したというFAXが届いており、いよいよ予断を許さなくなってきたと感じております。
もはやどう感染を防ぐかよりも感染が発生した後、どう拡大させないかの方が重要になってきています。
そんな中、当たり前のようにクリスマス会と正月恒例のビンゴ大会が中止になりました。
異議を唱える職員は1人とおらず、また不平不満を言う入居者も1人もいませんでした。
短期記憶障害を持つ認知症の入居者もこの異様な状況を肌で感じており、なぜ家族に会えないか、なぜ外出できないかを僕らに聞いてくることももうしなくなりました。
2月から国内感染が初めて確認され、5月に生まれて初めての【緊急事態宣言】を経験し、夏場過ぎに第二波が襲い、そして今かつてないほど感染が拡大しています。
そんなしたくもない経験を経て、僕らはいろいろな意味でコロナに慣れてしまったように思えます。
マスクをすることが当たり前になり、外出できないことも当たり前になり、家族にも会えない、イベントも出来ない、食堂で会話も出来ない、そんな制限だらけの生活が普通になってしまっています。
支援する側としては、入居者が不満を言わずこちらのお願いを聞いてくれる方がそりゃあ助かります。不満を言われても今はそれに応えることが出来ません。
それでも僕は不満を言ってくれた方が良かったなと思います。
戦後を経験している高齢者は本当に我慢強く自分の事は後回しで常に人の心配ばかりしてくれます。
家族に会えず寂しいくせに、外で買い物したいくせに、毎年クリスマス会を楽しみにしてたくせに、ビンゴ大会の景品にバスタオルが欲しいと言っていたくせに!!
中止を伝えると「仕方ないね」と笑顔まで見せてくれます。その笑顔にこっちが泣きたくなります。絶対に泣かないけど。
誰も悪くありません。
今の状況を望んでいる人は誰1人いません。
全員が終息を願っていると思います。
この異常な状況を当たり前として絶対に捉えたくありません。
この状況でも入居者のために出来ることを模索し続けたいと思っています。
暗い記事ですみません。内容もなく不満を言っているだけの記事ですみません。
でも、このやるせない気持ちをここで整理させてください。
明日からまた気持ちをリセットして入居者に接していきたいのです。
今日、イベントの中止をした時の入居者の顔を僕は一生忘れません。
コロナのバカ野郎。
現場からは以上です。それではまた。
コッシー
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